最近、立て続けに思春期の子供達を
カウンセリング機会を得ました。
そこで、発見したことは
本人の一番困っていること話してもらう
ということです
大人から見た問題行動でも
起こしている本人が困っていなかったりすると
意見を言われてもまったくもって
腑に落ちないので問題行動がなくなることは
ないと思います
なぜ大人が怒っているのか
なぜ大人に注意をされるのか?
という部分が自分なりに理解することが
必要なようです
いくら大人に意見を言われても
社会的な概念といいますか
社会的な経験が少ないので
実感をして理解することはできないようです
この一ヶ月姪っ子についていて
意識を整理するカウンセリングをしていた
内容を一部紹介します
姪っ子の母はとっても綺麗好きです
この10月から単身赴任の父が家に14年ぶりに
家に帰ってくるので物置になっていた部屋を
父に明け渡すためにそこに入っていた
家族の持ち物を整理することになりました
そこでダンボール一個分の姪っ子の荷物が
出てきました。普通の感覚でしたらその
荷物を部屋に入れて整理すればいいのですが
「廊下においておいて整理していく」
というのが 姪っ子の言い分です
姪っ子の母は
「後2ヶ月の間に整理して欲しい」
といいました
姪っ子もそれを承認しています
2ヶ月の期限まで後2週間になりました
ここら辺から 喧嘩が始まりました
姪っ子母は
「早く整理して」と毎日言います
姪っ子は
「整理してる」と主張します
さてなぜ 喧嘩が起こるのでしょうか?
それは 姪っ子母と姪っ子の整理整頓
に関する認識の違いです
姪っ子母は
廊下においてあるダンボールをひとつのものと
見ています
姪っ子は
廊下においてあるダンボールの中身をひとつと
見ています
ですから 姪っ子は
ダンボールの中に入っている雑多なものを
ひとつづつ毎日整理しているのに
母は文句を言う 「もう!」
となります
姪っ子母にとっては ダンボールをひとつ
と見ているのでちっとも整理している風に
見えません
「後2週間になっているのにちっとも
整理していないこの子はやっぱり
約束を守らないのね もう!」
となります
姪っ子にはこの説明をして
あなたのお母さんは
廊下においてあるダンボールを見るたびに
「また約束を破られる」と考えて
ストレスを感じるんだよ
それに綺麗好きだから
廊下に何かが置いてあるだけで
嫌だという 感覚を持っているんだよ
わたしならば 通るのに邪魔にならなければ
何が転がっていても気にならないんだけどね
それは 気になる 気にならないという
個人の癖 だね
といいました。
そして 昨日 子供に姪っ子から本が
届きました。片づけができたようです
相手には相手の感じ方や
概念があるんだ という こと
同じものを見ていても
見方に差があるということを
いろんな角度でお話をすることが
思春期の子供には必要なんだと思いました
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