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カテゴリ:言葉の使い方
感情が激化していく時は、何かで感情のスイッチがONになり
感情の激化に加速度が付いて、悪感情がドンドン増殖して、 歯止めが効かなくなって、怒鳴ったり、泣いたり、わめいたりで 「自分では止められない誰か止めて~~~」なんて 感情激化のスパイラルに突入する事になります。 振り返ると人生に何度も何度も起こっています。 私が感情激化のスパイラルに入っていることに気づいた瞬間ですが ある日、子供がプールに行くのに持って行くおやつを切らしていて 子供におやつを買うようにお金を持たせて送迎バスに乗せました。 その時に、他の年上の子供にうまく言いくるめられて、お金を渡して しまいおやつを買われ、少しだけおやつをもらっていたのだそうです。 という事実をプールの先生からの電話で知った私は間髪入れずに、 全開で近くにいた子供を怒鳴り散らしていました。 「なにやってるのよ。お金を取られたのよ。わかってるの!」 でも、怒鳴りながら、ふと子供を見たら固まっていて虚ろだったのです。 『あれ?おかしい、なんだかこの子、シャットダウンしているみたい』 『怒っている私の声を全く聞いていないみたい。』 私はかなり厳しい両親に育てられた為に、筋が通らないことで 怒ることは止めよう、悪いことは悪いと叱って育てようと決めていました。 しかし、この時、怒っていた内容は、相手の子供が「悪い事」をしたという ことであって、冷静に考えたら、お金を渡してしまったうちの子供が 「悪かった」訳ではありませんでした。 人から聞いた事実を元にして、いきなり私に怒鳴られた子供は 面食らってしまって、ヒステリー状態の私の態度に固まってしまったのです。 子供には「お金を渡したあなたが悪い」と下の子供を責めましたが、 よく聞いてみたら、相手の子は「おいしいおやつを知っているから 変わりにおやつを買ってあげる」と言い、買った後にそこにいた みんなで分けてうちの子供にも渡したそうです。 それを見ていた他の子供がおかしいと思ってプールの指導員に伝えて 大騒ぎになりプールでも叱られ、家に帰っても叱られたという訳です。 その頃私は大病をした後で治療家になるために、いろいろな勉強を始めて いた時期でもあり、自分自身を観る習慣や相手を観察する習慣を少しずつ 身につけていました。 怒鳴りながら、ふと子供を見たら固まっていて虚ろだった 『あれ?おかしい、なんだかこの子、シャットダウンしているみたい』 『怒っている私の声を全く聞いていないみたい。』 という、子供の変化に気づくことができて 『こんな状態の子供に何を言っても聞こえないし、入らない、子供が壊れる』 『まずは、私がスイッチオフして冷静にならなきゃ』 と自分の感情激化の状態にも気づくことができたのだと思います。 そこからは、『ゴメンね。一方的に怒って悪かった』 と子供を抱きしめて『一体何があったのか?本当の事実は何なのか?』 を冷静に穏やかに聞くことができ問題が解決しました。 自分の意思で子供を怒るのを止めた経験は私に大きな変化を与えました。 その状況は急に視界が開けて周囲の環境が見えた感じでした。 私は激怒の感情スイッチが入った途端に、 その対象人物にロックオンしてしまい周囲のものが目に入らずに、 激怒の感情に落ち込んでいって相手を攻めて、 ドンドン感情が激化するスパイラルに突入する癖があったようです。 祖父も祖母も父にも母にも姉にもありましたから見習ったのでしょう。 子供の頃は、激怒しても持っていくところがなく、自分を壊す方向に グジグジ向いていて病弱でしたし、太っていっていましたし、 夢で激怒して起きることぐらいしかできなかったのです。 自分の子供を持って始めて、スパイラルを止めることができて 本当に幸せで子供に感謝です。 今は中学と高校の子供たちですが当時を振り返って 「本当にお母さん恐かった。今だから言うけど実はね」と 今では本音で語り合う関係になっています。 感情激化のスパイラルに突入してしまったら、相手を良く見ること 周囲を眺めてみること、まわりに自然があること、 他の動物もいること、地球は大きいこと お日様は朝になったら必ず上がること、宇宙があることなど、 大きな視点に目を向けてみるとロックオンする癖が 少しはましになります。試してみてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 27, 2008 02:45:44 PM
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