映画「藁の盾」の感想
昨日は藁の盾を見てきた。総論:普通ここからは多少のネタばれを含んだ感想を。原作を読んでないので映画だけ観た感想になってしまうが、この作品は人の矜持、信念は金や状況によって変えることができるのかという問いかけているのかと感じた。主人公が守ったものは屑の命でも任務でもなく、矜持とか信念とかそういったものだと思う。話の中ではそもそも矜持とか信念を持たない人も、妥協する人も出てくるが、主人公だけは本心は違っていても最後の最後まで矜持とか信念に従って屑をを守ってる。また守った屑もゆがんだ矜持を死刑判決の時も変えていない。矜持、信念は他人に変えられるものじゃないということがこの作品の結論で、少なくとも大沢たかおの演技ではそれは伝わってきたと思う。ただ映画としては大沢たかおの演技はよかったけど、作品として張り詰めた緊張感が必要だと思うのだが、それがあまり感じられない。もうちょっと何とかならなかったのかな。後エンディングの曲。あれは完全に映画と合ってない。