2012/12/18(火)14:59
日本ではこの時期に・・西洋では四旬節前後に・・恒例のこれが!
我が青春の時を懐かしく思い出して
ヘンデル作曲 「メサイア」
年末のこの頃になると思い出すのが、辛かった猛練習の末の演奏会です。
学生の頃に元国営放送局の混声合唱団のテノールとして属していた私は、もう一つの定番の曲「第九」と共に、年末は猛練習で泣かされた曲達です。
しかし、カール・オルフ作曲の「カルミナ・ブラーナ」もそうですが、観衆の前で全曲を歌え終えて、スタンディングオベーションを受けたときは、それまでの苦しかった練習を忘れさせ、次の作品に頑張って歌いたいと云う原動力になっていました。
さて「メサイア」ですが、この曲は皆様もご存知の様に指揮者の先生にも依りますが、三部に分かれて、その演奏時間が二時間十分~三十分も掛かります。
第一部の第二曲レチタティーヴォ・アコンパニャート;
「Comfort ye・・・」のテノールの独唱の先生の美声に聞き惚れて、そのまま第三曲の先生の独唱に引きずり込まれ、第四曲の合唱を歌わなければならないのを忘れそうになってしまいます。
第一部は第十九曲の「His yoke is easy・・・」で第二部へ移ります。
第二部も名曲が目白押しですが、やはり終曲の第二十三曲「Hallelujah・・・」が壮大で美しい響きを感じさせられます。時のイギリス国王があまりの荘厳さについ立ち上がったことから、このハレルヤではいまだに立ち上がる観衆の方が多いですね?
第三部;
私はこの三部に多くの大好きな曲があるので大好きです。
第二曲「Since by man came death」
第三曲「Behold, I tell you a mystery」
第四曲「The trumpet shall sound」
そしてもしかしたら第二部の第二十三曲「ハレルヤ」よりも好きなのかもと悩む第三部終曲の第八曲「Worthy is the Lamb・・・」に続いて歌われる「Amen・・・」いわゆる「アーメン・コーラス」ですが、私はとても好きな曲です。
2時間17分のお時間が有られる方にお勧めです!
ヘンデル作曲 「メサイア」
蛇足ながら・・・映画「野のユリ」の主演男優シドニー・ポワチエが、黒人らしくジャズっぽく歌う「Amen・・・」も大好きな曲です。
この映画は確か・・・プロテスタントのメソジスト派の黒人青年ホーマーが気楽な旅を続けるうちに、アメリカの荒野に教会を建てようとする東ドイツから亡命してきたカトリックのシスター(修道女)に引き込まれて、最終的に一緒に教会を建てる物語です。
最後の場面で、教会の鐘楼の天辺に建てた十字架の乾ききっていないセメントの上に自分の名前を指で書き込むシーンがあったと思います。
そして彼はまた気ままな旅に出て行くのでした。
カール・リヒター指揮 ロンドン・フィルの重厚な演奏です。
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蛇足の話題の映画「野のユリ」です。
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