2011/02/09(水)16:34
味噌屋さんが造った梅ジュース
弊社の商品に「梅しずく」という、梅とグラニュー糖(北海道産)だけで造った商品があります。
梅の実をグラニュー糖に漬け込み梅のエキスをグラニュー糖で抽出したトロリとした液状の商品です。
約5倍に薄めて、うめジュースとしてお湯割りや炭酸割り・焼酎割りなどに
又、シロップとして、凍らせてシャーベットなどにと幅広くご使用いただけます。
どうして味噌屋さんがジュースを造ったの?とよく聞かれます。
弊社は、「土産土法」といって、その土地の産物をその土地の技法での味造りをしています。もともと味噌醤油屋は、地域に根ざした商品「食べ物」です。
その土地々には、すばらしい産物があります。
ここ大河原町は、別名「梅が枝荘」と言われる平安時代からの歴史ある梅の里です。
地元の梅を使った商品を開発していますが、農家の方からも梅の商品をどんどん開発して梅の消費拡大に繋げて欲しいとの要望もあり、今度、梅のジュースを造ろうと考えました。
どのような方法で造るかと考えていた所、昔から砂糖に梅を漬け込んで造る方法がある事を知りました。(温故知新です)
他にも、酢を使用した作り方などもありますが、弊社は「土産土法」の考え方と同じく「医食同源」の考え方をしています。
昔は、食べ物は、ただ美味しく食べるだけでなく、生命・健康を維持する大切なものとの考えが強くありました。
日本人は、昔から梅は健康に欠かせない食べ物として親しんできました。
昔の人は、理屈ではなく経験的に身体に良い食べ物として認識していました。
梅を梅干にして、年中食べられる保存食にしたのも先人の知恵によるものです。
すばらしい日本の伝統食品と言えます。
それで、やはり梅の良さをそのまま活かしたジュースにすべきだろうと思い、シンプルな梅とグラニュー糖だけで造る事にしました。
まさに、梅のエキスの固まりといえるシロップ液です。
梅しずくを飲んだお客様からも、「疲れがとれる」「疲れない」「夏バテしなくなった」など梅の良さを実感する声が多く寄せられ、シンプルな梅のエキスタイプにして本当に良かったと思っています。
また、「クセになる」「胸焼けがしなくなった」などの声も聞かれます。
梅は、アルカリ食品の代表と言えます。
インスタント食品やファーストフードなど、酸性に傾きやすい食生活になりがちですが、体質が酸性になると疲れ易くなったり、抵抗力が低下すると言われます。
「癖になる」のは、身体が要求しているのではないかと思っています。
又、梅には胸焼けを抑えたり胃に良いと言われているとの事、お客様の声で初めて知りました。
梅の良さを活かし商品が出来、お客様に喜んで頂ける事が一番嬉しく思っております。