仙台OLネットワーク2007スタート!
仙台OLネットワークは、20代から30代の働く女性による取材チームです。エネルギー目線で暮らしを見つめなおし、ブログで小さな「気づき」を紹介しています。2005年から始まり、今期メンバーは3期生です。2007年度の合い言葉は、「エネルギーを意識しよう。身近な行動から始めよう」。知的好奇心いっぱいの9人が集まって、活動が始まりました。 チャト/22才/制作プロダクション・編集プードル/24才/メーカー・営業リンリン/24才/リラクゼーションサロン・スタッフハム子/29才/スポーツ・インストラクターおーりぃ/29才/Web企画コリン/29才/金融ほし/31才/事務スージー/35才/フードコーディネーターひつじ/36才/研修コンサルタント仙台OLネットワークの2007年度のテーマは、「エネルギー」。でも、「エネルギー」について、じっくり考えたことのある人は、少ないかもしれません。たとえば、あなたは今日、朝、起きてからこの時間まで、どれくらいエネルギーを使いましたか?「電気」「ガス」「ガソリン」など、使われているエネルギーの種類をイメージして下さい。*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜■ハム子/29才/スポーツ・インストラクター朝起きて、時計がわりにテレビをつける。洗濯機を回す。食事の準備をする。昨晩タイマーセットしておいた炊飯器で、炊き立てご飯。おかずは電子レンジでチン! 冷蔵庫から、冷えたジュースを取り出す。食器を洗い、家を出るぎりぎりに、ようやくテレビを消す。マイカーに乗って、会社へ向かう…便利で豊かな日本の暮らし。でもそれは、エネルギーの大量消費の上に成り立っている。エネルギー資源がなくなってしまえば、今のような生活を送ることはできない。■プードル/24才/メーカー・営業海外旅行に行った。飛行機に乗った。航空運賃のほかに、「燃油特別付加運賃」を払った。その額、なんと片道10,000円以上。世界的な原油高の影響だ。「原油高」。ニュースで頻繁に耳にする。でも、ほとんどの人は、自分に直接の影響がでなければ、関係ないと思うのでは?かくいう私も、そのひとり。ところが、今回、気がついた。数年前の海外旅行のときより、「燃油特別付加運賃」が値上がりしている。もっと身近なマイカー用のガソリンの値段も、どんどん高くなっている。■コリン/29才/金融会社で、毎日必ず一本は買う、ペットボトル入り飲料。ペットボトルの原料は、石油だ。石油は、私たちの生活と切り離すことのできないものだ。当たり前のように使い続けている電気も、石油などのエネルギー資源から作られている。しかし、石油は、あと約40年で採りつくされてしまうらしい。私は、証券会社に勤務している。ここ数年、投資対象国として注目が高まっているのは、BRICs(ブリックス:ブラジル、ロシア、インド、中国の4ヵ国)をはじめとする新興国だ。BRICsは、人口が多い大国で、経済成長が著しい。その結果、エネルギー消費量が増加している。日本のエネルギー自給率は、たった4%だ。エネルギー資源の輸入があって初めて、私たちの暮らしが成立している。21世紀の日本は、今まで以上に、有限なエネルギー資源を、新興国をはじめとする世界中の国々と、わかちあっていく必要がある。■おーりぃ/29才/Web企画意識ひとつで、今まで見えなかったものが見えてくる。「夜の地球」という写真を見た。日本・アメリカ・ヨーロッパなどの先進国は照明などで光り輝いている。光りのもとは、エネルギー資源だ。日本の一人当たりのエネルギー消費量は、途上国の5倍だという。私は、仕事で、誤字脱字を避けるために、資料を何度も印刷して校正する。オフィスに届く大量の新聞は、雨の日、濡れないようにビニール袋に包まれている。正確さや丁寧さを追求する日本の社会で、これらが、適正か過剰かを判断するのは難しい。しかし、エネルギー消費を意識して「本当に必要か」「何か替わりになるものはないか」と、考えることも必要だ。■スージー/35才/フードコーディネーターエネルギーの大量消費が、二酸化炭素などの温室効果ガスを増やし、地球温暖化を加速させていく。日本は、アメリカ→ロシア→中国に次ぐ、世界第4位の二酸化炭素排出国だ。地球温暖化の影響のひとつに、海水面の上昇がある。20世紀の100年間で、海面は12cm~22cm上昇したそうだ。今後、2100年までにさらに18 cm~59cm上昇すると予測されているという。仙台で暮らしていると、地球温暖化を肌で感じることはあまりない。けれど、遠い国のどこかで影響がでていることに、心を寄せていきたいと思う。写真提供:全国地球温暖化防止活動推進センター。写真をクリックすると同センターHPにジャンプします。■ひつじ/36才/研修コンサルタント私には、息子がいる。親として、彼の将来が、豊かであることを願っている。しかし、暮らしを支えるエネルギー資源は有限だ。地球温暖化も気になる。エネルギーを大切に使い続け、より良い環境を次世代にリレーしていきたい。だから、無理なくできることから見直すことにした。ごみをなるべく出さないように考えて、買い物をする。テレビは、リモコンではなく主電源で消して、待機電力を減らす。わが子だけでなく、世界中の子どもたちが、笑顔で暮らせる未来であってほしい。■リンリン/24才/リラクゼーションサロン・スタッフ「エネルギーの存在って、空気や家族や恋人と似ているかも・・・」エネルギーは私たちの生活と、密接につながっている。身近なものほど、その大切さに気付きにくい。童話「星の王子さま」に、忘れられないフレーズがある。「 本当に大切なものは、目では見えない 」エネルギーは、カタチは見えないけれど、私たちの生活になくてはならないもの。大切なものは、目には見えない。 愛。 そして…エネルギー。■チャト/22才/制作プロダクション・編集仙台OLネットワークの初日は、「オリエンテーションと取材の基本」。フリーランスアナウンサーの渡辺祥子先生からレクチャーがあった。○人前で話す第一印象がいかに大切か。取材時のT.P.Oをわきまえる。客観性を持つ。相手の目線になる。○話し上手、聞き上手分かりやすく、正確に伝えるにはどうしたらよいか。情報を発信する人は、「事実」と「自分の意見」をまぜこぜにしてはダメ。質問を変える時は、適切な前置きがあると、話を引き出しやすくなる。 ○ 発想ひとつのキーワードを、いろいろな形に展開させていく練習をした。お題は、「秋」。一人1ワードずつ発想して、メンバー全員で次々に回していく。最初は、梨・芋煮会・紅葉・芸術・夕焼けなど、さまざまな角度からワードが出た。しかし、二回り目を過ぎた頃から、秋の食べ物ばかりが続き、行き詰まり始める。そんな時、「センチメンタル」と答えて、場の雰囲気を一新させてくれた発想に感心した。○ 短文を書く「夜の地球」というエネルギー問題に関する7分間のアナウンス原稿を、メモをとりながら正確に聞き取り、自分のコメントを加えて発表した。先生は、「自分の経験を元に、自分にしか書けないコメントを探そう」と、繰り返しアドバイスをされていた。たしかに、ほかのメンバーの発表で、輝いて聞こえてきたのは、その人ならではの経験に基づいた、オリジナルの部分だった。*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜テーマを持つことから、広がる可能性があります。エネルギーというテーマを得た仙台OLネットワークの3期生9人には、これからどんな「気づき」が訪れるのでしょう。2007年9月~11月までの彼女たちの活動を、ブログで紹介していきます。*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜゜・*:.。..。.:*・゜*・゜OLよ、大志を抱け!人気ブログランキングに参加していますワンクリックで応援をよろしくお願いします