テーマ:今日聴いた音楽(73434)
カテゴリ:マリッジブルー
どれだけ キミのこと 想い続けたら
やわらかい 言葉じゃなくて キミに届く もしもね この願いがちゃんと叶うなら はじけて 消えてもいいよ Perfume『SEVENTH HEAVEN』 作詞・作曲・編曲 中田ヤスタカ せんだって、テクノポップ最後のイコン・Perfumeの『ポリリズム』を買った。アルバムの『コンプリートベスト』も買った。 以前から、いい、いい、と言われてたPerfume。地方アイドルから出て、クラブDJに高く評価されて、そっち方面ではすでにリスペクトされまくり、愛されまくりのテクノポップアイドル。なんでも、ブレイクの助けになったのはニコ動やyoutubeとXBOX360のゲーム『アイドルマスター』なんだそうで。 昔からのファンである知り合いは、人気の出方が急激すぎて今はライブのチケットが全然取れないと嘆いてた。公式ファンクラブがまだ無いのだ。 私は、テレビで『ポリリズム』を見て「お!」と思い、買ったCDのカップリング『SEVENTH HEAVEN』を聴いてちょっと泣いた。 それ以前の楽曲もアルバムで聴いたのだが、そこではガールズテクノポップユニットとして、なんといいますか「テクノらしさ」みたいなものをかもし出そうとする意思を感じた。ファミコン風チープ音色とか、歌詞で選ぶテックな単語とかね。 『ポリリズム』以降は、歌詞が変わった。ことさらテクノなもんではなく、恋とか乙女心とか普遍性を持ったものになっている。テクノポップの部分は、ボコーダーとか音色とか四つ打ちのキックが担当して、歌そのものはガールズポップ、いやそれ以上の、甘く切ないテイストになっている。っていうか、フツーに巧い。「♪天国へ」のくだりなんか、音への乗り方から文脈の利用から、最高レベルじゃないか。 これがいい。 テクノポップなんかやってたら、女の子三人のユニゾンは喉から手が出るほど欲しい音だろう。 ただ、テクノポップは音こそ気持ちいいものの、解釈を要するコンテンツ。 『SEVENTH HEAVEN』をインストゥルメンタルで聴けば、トラックは驚くほど筋のいいテクノ。ただしコードが懐かしい。そう。懐かしいのだ。モロに言ってしまえばBABEの歌のような、バブル期ガールズポップスのような、DNA直撃系の王道ラブソングなのだ。 ここにきてperfumeはホントのポピュラリティを手に入れたのだろう。ブレイクするのも当たり前だ。 ファンの間で最高傑作とまで言われる『SEVENTH HEAVEN』は、歌詞の巧みな甘酸っぱさと音色の気持ちよさとメロディの王道っぷりが、びっくりするほどフィットしてて。 なんという大乗ラブソング。 最後のサビからおしまいまで流れる天国の鐘の音は、誰もがハッピーなアゲマインドに舞い上げられるに違いない。そうだぜ。私の体の力が抜けていくのだ。天国へ。 で、最近。 夫婦でperfumeにはまってしまってですね。 妻がモノマネをするのだ。 ボコーダーのかかった彼女たちの歌声を真似るのだが、その所作は例の「ワタシ ハ ウチュージン ダ」とやる時の、喉を手刀で細かく叩いて声を震わせるアレ。アレをするのだ。ボコーダーは気持ちいいが、「ワタシハウチュージンダ」は滑稽なだけだ。 Perfume『SEVENTH HEAVEN』 http://www.youtube.com/watch?v=JUyhhWz_09U お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.12.12 01:50:02
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