福島県議選郡山選挙区考察福島県議選郡山選挙区有川りえ子選挙について考察した。結果は、1,385票、県内全候補者中最下位である。惨敗といえよう。 選対に関わったわけではないので、公報と水野哲也氏が行ったという応援演説について批判的に考察した。結果が物語るように、どこかで大きな間違いを犯したのであろう。郡山出身の僕にすれば、有川氏の熱意と果敢な挑戦を無にしてしまったことは、残念としか言いようがない。有川氏のご健闘に敬意を表すると共に今後の糧とするため、真摯に検討させていただく。 まず選挙の概要は以下のようである。11月15日投開票の、福島県議選は、自民2議席減、民主3議席増の結果に終わった。さほど大きな変化はなかったといえよう。共産党も5議席と現状維持にとどまった。 全県19選挙区のうち、8選挙区14人が無投票当選である。投票の機会すら奪われるという事態は、46.7%という過去最低の投票率と相俟って、政治の貧困を示している。福島県民の絶望がこういう事態を生み出したものであろう。2011年は以前より落ちてきたとはいえ56%は超えていた。 そういう中で、わが勝手連の関係者である有川りえ子氏が郡山市選挙区から立候補した。結果は1,385票と全候補者の中でも最下位に終わった。選挙公報制作に水野哲也氏が関わったが、惨敗である。 理由は選挙戦に関わった訳ではなく、現地にも入っていないので確かなことは言えないが幾つか考えられる。 ひとつは土地柄である。郡山選挙区の投票率は、38.14%とやはり過去最低、10月までは無投票もささやかれていたとあって選挙戦は低調に終わったようだ。 福島民友の報道によれば 「15日に投開票が行われた県議選の郡山市選挙区は、政党公認の現職9人が地盤や支持団体を中心に堅実に票を固め、10月に立候補を表明した無所属の新人2人の挑戦を退けた。ただ、投票率は前回より微減し38.14%で、過去最低(補選除く)を更新するなど低調。告示約1カ月前まで無投票の可能性があった中、最後までムードは高まらなかった。 得票数は、トップが1万2000票台、当選ラインが7400票台で前回とほぼ同じ。投票率の低下傾向が続く中、組織力のある候補者が上位当選を果たした。当選した9人のうち5人が前回より得票数を増やした。 今井久敏氏は復興加速化に向けた政策などを訴えながら支持団体の票を固め、前回に続きトップ当選。(公現) 神山悦子氏は地盤の中田や全域で安保法案や消費増税反対を訴え、自公の反対票を集めた。(共現) 勅使河原正之氏は大票田となる地盤の旧市内を重点的に回って支持を呼び掛け、票を伸ばした。(自現) 椎根健雄氏は、地元日和田町を中心に、「若い力」に期待する声を集め、支持を広げた。(民現) 佐藤憲保氏は選挙区内の支持団体などをこまめに歩き農業、産業面などの政策を訴え6選を果たした。(自現) 佐久間俊男氏は医療関連産業集積などを訴え、地元の富久山のほか連合を軸に組織票をまとめた。(民現) 柳沼純子氏は「女性からの視点」の取り組みを強調し地盤の安積地区を中心に支持を広げた。(自現) 長尾トモ子氏は、地元富田を基盤に、選挙戦を繰り広げ、子育て世代を中心に浸透を図った。(自現) 山田平四郎氏は、地盤の田村や西田、中田の「三田地区」を中心に各地で支持を訴え再選した。(自現) 根本潤氏は郊外を中心に演説を展開したが、浸透仕切れなかった。(無新) 有川りえ子氏は草の根運動で支持拡大を目指したが及ばなかった。(無新)」 とのことである。 かつて筆者は事故直後に帰省し、郡山市役所を訪ねたことがある。市民の避難に関して行政がどういうサポートをしているのかが知りたかったからである。30年以上反原発運動に関わってきて、ついに事故を防げなかった悔いを抱えながら、しかし起こってしまったことは受け入れなければならず、その為には戦時中行われた学童疎開が必要だと思ったからでもあった。しかし、担当部署が無い。お役所のたらい回しの末、事故対策本部というところにたどり着いた。しかしそこで出てきた次長の言葉に、僕はびっくりした。避難は、行政では考えておらず、NPOがそれをやっているという。それじゃ、そのNPOと連絡はあるんですねと問うと、無いという。じゃぁ避難したいという市民はどうすればいいんですかと問うと「避難を認めると、行政が壊れてしまうんです」と言うのだ。え!市民のために行政ってあるんじゃないのかと思ったが、そうでは無かった。行政は行政マン、役所のためにあったのだ。これはいまだに続く避難民帰還運動に連なる考え方である。 国・県・市の考え方はそのようなものだ。だから事実を隠し、あるものを無いもののようにする根拠はそこにある。従って、県民・市民の不安と不信を払拭するためには、そのような市民と行政に立ち向かう議員がぜひとも必要なのである。そう考えれば有川りえ子氏の情勢判断は正しかった。 選挙戦の政策は、他候補との差別化であり、かつ絞り込んだターゲットへの訴求力である。郡山の有権者はおよそ22万人であり、得票最低ラインはこれまでのデータからして1万票と予想されるから、絶対得票率は4.6%と考えられる。実際は7,500票だったから、3.4%である。投票しなかった12万人のうちから6,200票を獲得すればよかったのである。これを結果論というのは簡単である。しかし少なくとも1万票獲得を目標にして選挙戦術を組み立てるのは、いわば常識である。結果は絶対得票率0.63%で、有効投票の1.4%足らずであった。どこかで決定的な戦略ミスを犯したとしか言いようがない。 もし公報のような政策をよしとする層が現実にあったとしよう。もちろん有ったに違いない。しかしその人たちは何も有川候補に投票しなければならない訳ではない。誰も放射能が良いと言っている候補者はいないのだ。鮮明な対決軸を作らなければ、選択肢になりえない。たとえば、東電に補償を求めるとか、行政のすべてのデータをオープンにさせるとか、避難を希望する市民を行政挙げてサポートするとか、幾らでも考えられる。風評被害などと温い事を言っていたのでは、向こうの手の内に乗ってしまうと思うような層をターゲットにすべきだったのだ。 もちろん、総攻撃を受けるに違いない。しかし事実であることはいくらでも反論できるし、誰も「王様は裸だ」と言う候補者がいないからこそ、分岐が生まれないのである。放射能に不安を抱く有権者は行政やマスメディアによって情報を遮断され孤立している。しかし決して納得しているわけではなく、政治に期待したいと考えてもいる。しかし応える受け皿が見当たらないのである。だから共産党が伸びざるを得ないことになる。市民の一定の層は、東電・市・県・国に不信感を持っているのであり、それが不安の根底的な根拠なのである。隠せば疑惑を呼ぶ。行政としてはパニックを防ぐという口実で、本当のことは言えないと言うだろうが、お為ごかしの言い草である。 次に、公報について検討してみよう。 第一に今回の選挙公報は見当外れといえる。公報の政策は選挙戦の公約であって、当選した後の政策ではない。しかも党派欄に保守系無所属と書くなど、見当違いもはなはだしい。 選挙公報は、重要である。有権者の投票行動の判断材料はいくつかあるが、その上位に位置している。ちなみに、選挙運動には、選挙公報、公営掲示板のポスター、選挙はがき、街頭演説、流し連呼、個人演説会、電話がけ、選挙チラシ、口コミ等がある。市民派で無所属の候補者の場合は、特に選挙公報、選挙はがき、街頭演説、個人演説会、電話がけ、口コミ等が有効である。如何に身近に政策とポリシーが伝わるかが決め手となる。 その点で電話がけがもっとも有効であるが、携帯電話の普及により、特に若者を中心に固定電話を持たない人が増えたために、電話番号の把握が難しくなってきた。今後はメールアドレスの獲得によるメールを使っての運動が必要になってくるだろう。LineやFaceBookやtwitterなどのSNSを使っての運動も重要となる。いずれにしてもパーソナルなアプローチが、組織票を持つ既勢力に対抗する唯一の方法である。 その点で、すべての候補者が同じスペースで発信できる公報はまさに第一級の宣伝媒体である。実際にあるアンケートによれば、候補者選びの基準は公報と答える人が一位である。公報には、内容とスタイルがある。内容が優れて有権者のニーズに応えているかどうか、そしてその内容を表現するスタイルが如何に目に付きわかり易いか、これが肝心である。そしてその内容もありきたりな政策ではなく、有権者がわざわざ投票所に足を運び、投票したくなるものでなくてはならない。有権者の気分や不満にコミットするものでなくてはならない。特に都道府県議や政令指定都市議会の中選挙区や全区一区の市区町村議員のような場合は特に他候補との差別化とターゲットの絞込みが必要となる。 その意味で、今回の福島県議選郡山選挙区の有川りえ子候補の公報はまったく的外れなものだった。まずスタイルが平凡すぎる。というか有体に言えば、手抜きである。なぜ例文にイラストが用いられているか。それはイラストを使ってもいいよという事であり、しばらく前までは使えなかったのである。その意味であまりにもおとなしすぎ、動きが無く従って有権者の目をひきつけない。なにより、上段の横書きのキャッチコピーには意味が無い。意図するところは想像がつくが、有権者に考えさせるようではキャッチーとは言えない。確かに候補者が狙った、誰も東電福島原発事故には触れない、放射能被害に触れないという分析は当たっていた。従ってそれを打ち出せばよかったのである。その点で、党派欄に「保守系無所属」と書いたり、政策も、風評被害をことさら強調するようなものでは駄目である。少なくても「市民派無所属」でなくてはならないし、風評被害という言葉や、東電とのパイプなどは、他候補との違いを際立たせることにはならない。 その点で、「東京電力株式会社 福島復興本社 復興推進室 次長,業務グループチームリーダー 課長と対談、協力関係を構築。相互の連携と協力関係を確認」が東電との馴れ合いの意味を帯びてしまう。これでは放射能に不安を持ち、東電・県・国に対して不信と不安を持っている無党派層にはまったく響かない。 もちろん今回の公報の政策が厳密に言って間違っているとは言えないだろう。当選した後の政策実現の過程では、必要になるかもしれない。しかし今回の選挙戦ではおそらく意味を成さなかった。それ位だったら、まったく別の切り口で戦ったほうが、少なくてもこれほど悲惨な票にはならなかったに違いない。 要するに、土地柄を知らな過ぎる。郡山は基本的には田舎である。町の中心街はごく狭く、多くは町村合併により周辺町村を飲み込んだ構造である。二つの郡を吸収して成立している。そこは隣に醤油を借りに走るような、濃密な地域共同体が今なお残っている。だから、幾ら「いのちてんでんこ」と言っても、周りを気にし、避難すると言えば「裏切り者」扱いされてしまい兼ねないのだ。そういうメンタリティとの闘いが視野に入っていたのかどうか、疑問である。危険を承知の上で、地元に寄り添い苦楽を共にする覚悟とその根拠を示せなければ、そもそも立候補がまともに受け取られないのだ。身を捨ててこの危機に当たることを納得させなければならない。郡山の危機を我が事として受け止め、共に生きようというメッセージこそが、今回の選挙戦の分岐でなければならなかった。公報はその点有権者の心情をかすりもしなかっただろうと残念である。 不安と不信は抜きがたく有権者の底流にあるが、政治の力でどうこうなると思っていないのも事実である。避難に関しても「行政が旗を振って避難させてくれれば良いな」というのが大方の意見であり、政治がまったくその声に応えていないのが問題なのである。公報の政策はそういう意味でも的外れである。極端な全村避難も根拠さえあれば、20%程度の支持はあると推察される。その層にどうやったら投票してもらえるかが鍵であった。公報には避難の避の字も見当たらない。残りの80%の人々に支持して貰うのはおそらく不可能であった。電話作戦かメール作戦しか方法はなかったと考える。その為の公報の使い方が鍵であった。 電話番号やメルアドが載っていない時点で、すでにアウトである。 わけのわからない横文字を使うより、電話番号か分かり易いメルアドを載せたほうがずっと良い。ツイッターも使ったのかどうか。ITを言う割りに、戦略が甘い。 全体の評価としては、この公報は役に立たないと言わざるを得ない。残念である。水野氏を起用したのが間違いである。彼は自分を高く売り込むことが目的のように見える。応援演説の原稿も読ませてもらったが、当選したら自分が如何に役に立つかのアピールで、候補者が当選すればどうなるかは一切ない。これでは有川氏を当選させるための応援にならない。自己満足もいい加減にしろ、である。逆にあれが実現するなら、業者との癒着さえ疑われる、由々しき事態が予想される。これを有川氏が良しとするなら、議員と選挙というものに対する認識がまったく間違っているとしか思えない。負けて当然である。 従って選挙戦の拙劣さが敗因の第二である。おそらく維新公認から無所属に変わったことも、プラスにはなっていないだろう。いわき市の山崎氏も同じく惨敗である。最も維新現職も落選しているから、どの程度のマイナスかは計りようもないが。 電話作戦もしなかったのではないか。電話作戦をきちんとやれば少なくとも5,000票は行くはずである。後3000票は、やはり地元市民の応援がどれだけ得られるかにかかっている。それもどれだけ住民の心に寄り添って、東電・県・国に対決していくのか。そのことが日常生活の中で感じざるを得ない不安や不信感を軽減することにつながる筈だ。これこそが事実を隠蔽した風評被害というごまかしに対処する方法である。従って、保守系無所属というのは選挙民に対して、決して魅力的なカテゴリーではない。というか、ほかの候補者との差別化が出来ないのだ。 有川氏は他の候補者との差別化をあえて原発を取り上げることで可能になると判断した。それはおそらく当たっている。であれば、それに見合った政策を出さなければならない。東電や県や国が騙しているのではないか、本当のことを教えようとしないのではないかと不信感を持っている人に、この公報はなんら説得性を持たなかった。 最終日前日に行った水野氏の応援演説は応援の名に値しないものでした。 以下水野氏がフェイスブックに掲載したものを引用します。 『演説概要 私は、東京から有川りえ子候補の応援に参りました水野哲也です。今日は、皆様にどうしてもお伝えしたいことがあり、東京から4時間半、クルマを運転して参りました。(どんなに大変だったかなんて関係ない) 私は、行政書士をしており認定支援機関としての承認を受けた貿易会社を経営しています。有川りえ子候補より、インバウンドを活用した福島の復興を含めた選挙公約となる基本政策をまとめて選挙公報をつくるように頼まれて、候補や支持者の福島県民と共に、政策を作らせてもらいました。(福島県民じゃなく郡山市民) 私は、自分が政策をつくった以上、候補が当選したあかつきには、4年間、その政策の実現まで候補と連帯して責任を持ちたいと思います。(誰が議員候補?政策を作ったのは私?政策を作れない候補?) 今、復興予算は数兆円規模で震災復興のために使用されずに繰り越されている状態です。これは復興に対して政治的リーダーシップが不足して、復興のためにお金を使う適切な仕組み、制度設計がなされていないからです。私は、必要な活動に、必要な資金が供給される、助成制度・補助制度を制度設計して、復興資金が復興のためにスムーズに使われて、復興が進むように、議員活動をサポートいたします。(私がやるんですね) このまま政治的リーダシップが欠落した状態が続くと、復興予算は、削減されてしまいます。いまや、復興とは関係ない他県の公共事業に使用されているような有様です。これを、福島の復興のために正しく使われるように是正します。(私が是正するんですね) 私は政策を立案するに当たり、町のパン屋さん、お医者さん、クリーニング屋さん、飲食店、いろいろな経営者を候補者と一緒に回りました。復興予算は使いけど、書類の作成ができない。事業の実施報告が面倒で手がつけられない、などの声がおおかったです。しかし、候補が当選したときには、候補を通して私に申し込んでいただければ、認定支援機関として私の会社が、それらの申請を初期費用ゼロで、成功報酬で事業実施報告と清算までサポートします。高齢化した中小企業の経営者が、書類を作成するのは困難です。ヒアリングして、書類は作成し、印鑑を押せばよいだけの状態までつくりこみサポートします。もちろん、私たちに対する報酬も、国から助成されるように致します。(報酬をもらって私がやるんですね?) 私が、その予算で真っ先にすべきことと考えているのは、絆の復活です。震災で人が離散してしまいました。一緒に住んでいた家族が残ったおじいちゃんと、避難した子供・孫という具合に、ちりじりになってしまうという事も起きています。私は、復興のためには、絆の復活が重要であると考えています。そのために、コミュニケーションのツールとしてITを高齢者の方が利用でき、孫や子と常時コミュニケーションでき、家族の絆を復活します。そして、みんなで福島を復興するという勢いと、元気をもたらしたいと思います。孤独死する老人をゼロにします。(私の意見ですね) 福島第二原発再起動を認める県議候補が2割いるとの新聞報道がありますが、私は、福島第二原子力発電所再起動には反対です。それは、理由が二つあります。ひとつは、まだ、福島第一原発事故の原子力災害の復旧は終わっていません。この状態で福島県で、再起動に賛成する、というのは正気でしょうか?みなさん、どう思いますか?(これも私の意見ですね) 次に、福島を再生可能エネルギー先進地域として、国内外から視察がくるぐらいの世界に誇れる福島にしたいと私は考えています。私は、福島県内で消費される電力は再生可能エネルギーでまかなえるぐらいにしなければならないと考えています。しかし、原発が再稼動してしまえば、エネルギー先進地域といえる状況に原ならず、エネルギー問題をテーマとした国内外の人の誘致ができにくくなります。私は、原子力を抱える世界中の地域の人に福島へ視察に来て欲しいと思っています。そして、自然エネルギー先進地域として生まれ変わった誇れる未来の福島に、世界中から学びに来る、そういう福島にします。そのためにも原発再稼動は認めてはなりません。(これも私の意見ですね。ちなみに東電福島原発の電気は福島県内では消費されていません) 最後に、風評対策です。この政策は、子育て、農業支援等多岐の政策に大きく影響する部分です。福島に原発の現状を見に来てもらい、正しい知識を理解する事のできる環境をつくることで、正しい知識が伝播し、誤解に基づく風評による被害が消えるような仕組みをつくります。その為には東京電力と交渉し、作業に支障のない範囲で原子力災害の痕跡を視察することのできるような仕組みをつくります。また、原子力災害に関する資料館をつくり、正しい知識がいきわたるような仕組みづくりをします。(私がやるんですね) 以上のような4年間かけて実施する政策もありますが、まず当選したら速やかに、、放置された放射性廃棄物を入れたフレコンの安全な場所への集積と中間処理を実施するように関係機関と調整します。結局、フレコンが大量に破れて廃棄物が再び離散してから、誰が悪いかを議論しても仕方がありません。直ちに、安全に保管できるように調整します。(これも私がやるんですね) 有川りえ子候補は、8年間の地方議員実績のあるベテラン議員です。しがらみのない外から来た人です。もちまえの行動力もプラスして、必ず、公約は実現させることができます。私も候補と連帯して選挙公法に書かれていることも、今ここで申し上げたお約束も、どちらも守ります。(やっぱり私ですね) どうも、本日は、演説をご清聴感謝いたします。よろしくお願いします。』 太字はは文中注目の箇所、( )内は筆者のコメントである。 「有川りえ子候補」と言ったのは3回。名前なしの「候補」といったのが6回。「私」は15回です。時間は原稿用紙5枚、15分の演説です。いったい誰が主体の演説か。文中にも書きましたが、これでは有川候補は水野氏の傀儡です。しかも水野氏は、業者でビジネスマンという触れ込みだから、最悪です。業者との癒着が既に勘繰られてしまいます。自分の報酬までわざわざ言う必要があるのでしょうか。自己宣伝が大部分の上から目線の、応援になっていない「応援」演説だとしか言いようがありません。 ジャンル別一覧
人気のクチコミテーマ
|