大腸肛門科
肛門科は痔しか診察しないと思われている方がいまだに多いと思います。またそういう肛門科も確かにあります。しかし花粉症やアトピーなどのアレルギー疾患が増えてきた昨今、大腸肛門領域でも非常に紛らわしい炎症性の大腸肛門疾患が増えてきています。痔があっても手術をしてはいけないもの、また痔と並存して見つかる大腸がんや直腸がんもあります。肛門出血や排便障害でみなさんが希望されているのは、おそらく大腸の病気なのか痔なのか、そしてしっかりとした診断で適切な治療をしてもらいたい、これが一番大切なことだと思っています。肛門科だから大腸は診れない、内科だから肛門は診れない、治療もできない、専門にいってくれ、それは医師の自分勝手な言い訳でしかありません。だって皆さんにとって症状はひとつなのですから...大腸肛門の専門科は東北ではまだ珍しいのかも知れませんがこれからは当たり前の時代が必ず来るはずです。仙台桃太郎はそういうクリニックでありたいと考えています。