いい会社ってどんなだろう

2010/02/12(金)08:30

トヨタは自らトヨタ式から外れたのか?・・・原則って大事なんだ

     今朝も雨の朝になっています。 気温は昨日ほど暖かくはないのですが・・・まさに春を呼ぶ雨なのでしょか  ありがたくはないのですが・・・ この辺りでも 杉の花粉が観測されるようになってきて・・・ 花粉症が始まっちゃった・・・っていう人もチラホラ現れています まさに春なんだなぁ・・・って  ただ・・・インフルエンザ予防のつもりのマスクが防寒用に変わって・・・ とにかく マスクがそんなに違和感なくなっていたせいでしょうか・・・ いつもなら真っ先に異常を感じるのに 今年はまだその兆候もありません。  どうやら マスクはしばらく継続したほうがいいのかもしれませんね。  さて 今朝の日経に トヨタのリコール対応について 世界規模での品質維持 トヨタ生産方式の維持について書いたコラムを 見つけました。  題して「トヨタの教訓 世界が注視」 トヨタリコールに関して posted by (C)acb  一つは今回のリコールのように 海外メーカーの部品による不具合が 原因だったこと・・・・コレはどこのメーカーにも起き得るコトだって  韓国の現代自動車は 海外の取引先を本社チームが調査する方針を 決めたようですね。  もう一つは そうであれば 発生したときの対応こそが重要なのですが・・・ 今回のトヨタの対応は 自分達の基準であって お客様の期待レベルに 達していなかった・・・と  クレドに従ってジョンソン&ジョンソンがタイレノールへの毒物混入の際に見せた 危機管理の対応と対比して説明しています。  う~ん トヨタは期待を裏切ったって素直に認めなきゃいけないんでしょうね。 OBとしては残念だけどねぇ・・・ ポチッ!っと応援お願いします。 いつも応援に感謝しています  そして・・・一番私の関心を引いたのが・・・ トヨタ生産方式の世界展開です。  かんばんを使った無駄のない部品集荷で 贅肉をそぎ落とす手法も 調達先が世界中に広がったらほころびるんじゃないかって・・・  トヨタの復活は おそらくここにかかっているのでしょうが・・・  こんな指摘もあったんです。  多くの企業はトヨタ生産方式が問題を引き起こしたのではなく、 その原則から トヨタが自ら外れたことこそ問題だと捉えると思う  コレを読んだとき・・・ トヨタ生産方式の前提 生産の平準化が崩れているんじゃないか? ということとともに・・・  トヨタ生産方式基本ラインを作ったときの議論が頭をよぎったんです。  「もう 大野さんでもないんじゃないのか?」  ブラジルの工場を閉鎖する際 大野さんが 「このラインこそトヨタ生産方式が一番効果を表すラインだ」と 評価した 機械ラインも 同時に廃却されてしまいました。  生産規模は月2000台・・・ 一日にすると100台ですからね。  機械も部品毎 専用じゃなく 何部品かを段替えしながら作らないとならない そうじゃないと機械が遊んでしまう生産規模でした。  このとき 当時の超社長が  「トヨタ生産方式の基本ラインを構築したい」・・・って  このときのエピソードはまた機会があれば書こうと思うのですが・・・ そうね リクエスト(クリック)が多かったらね・・・(笑)  それで大野さんが関係した資料とか 会議議事録、メモなどを 片っ端から読んだんです。 これ いまや読ませては貰えない貴重な資料ですよね。  こんなタイトルのプロジェクトですからね メインは 生産調査部と 大野さんがトヨタ生産方式を作り上げた本社工場だったんです。 それで担当させていただいたって言うことなのですが・・・  「大野さんだったら こうしたはずだ」・・・と原則にこだわる私に対して・・・  そう「もう 大野さんでもないんじゃないか?」って・・・ その言葉に 「基本ラインって じゃあなんなんだよ!」・・・って 当時は喧嘩も辞さない そんなスタイルでしたからね。  自らトヨタ生産方式から外れた・・・・ そうかもしれないなぁ・・・そんなことを感じたコラムでした。  人気ブログランキングへ ポチッ!っと応援お願いします。 いつも応援に感謝しています ホームページはこちらから   ↓↓↓

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