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カテゴリ:絵画技法
読売日本テレビ文化センター浦和教室の中のもっとも小さい絵画教室では、レオナルドだピンチの絵画・フィレンツェ派の混合技法、ボッティチェリのテンペラ技法・テンペラグラッサに引き続き、フレスコを1日体験。調子に乗って、今度は、中世の卵黄テンペラに挑戦したいという。 少人数であればこその研究的講座だが、毎回違う技法材料を体験し、それぞれの面白みを感じている。 どうしても、金箔を張った黄金背景の描画がしてみたい…というのも作家にとって表現の幅を広げるための欲求かもしれない。 いつもの白亜地から石膏地に変わっても、下地作りはもう馴れました。 さっそく磨いて模写の準備。 下絵を置いた後は、石膏によるレリーフの作成。コツがなかなか掴めず、苦闘したが、時間が終わる頃にはだいぶ進歩。かつての工房では、かなり材料の扱いに熟練してから行われたものだろうが、この教室では、いきなり作業をやって経験するという無謀ぶり。 それでも、経験しながら「判る」ことが、古典技法では多い。なかなか、技法書だけを読んで理解できるものでなく、工房での師弟関係で引き継がれた技術は、やはり現場主義がわかりやすい。 川柳を離れて、もう一足の草鞋を履く時間は、私にとってとても貴重。 錆びかける絵画への夢も、ここでまた磨かれる。 現在の描画・表現に行き詰まっている作家さんがいらしたら、どうぞ、私たちの教室をお訪ねください。 伝統の古典技法を知ることにより、新しい表現の切り口が見つかるはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.02.21 11:52:58
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