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カテゴリ:絵画技法
流れ講師の新学期がはじまりました。
武蔵野美術大学の絵画組成の授業は、具象、現代絵画、版画の学生の中から150名が参加。 昨年までの120名からすると、版画の生徒の分ふえたようです。 教壇に立って最初に感じたのは「相変らず女の子が多い!」ということでした。 絵画組成の授業に関わってずいぶん長くなります。私が学生だった頃は、間違いなく男社会で、女の子は競争率の高い<花>でした。社会人になって絵具会社の研究員という形で授業に関わり始めると、しだいに女の子の数が増え始め、バブル崩壊後には、その数が逆転したのではないでしょうか。それから、時が流れました。 写真からもわかるように「男:女」比は「3:7」ぐらいではないでしょうか。ここにも女性パワーを感じます。 そういえば、川柳の教室も女性優位。 いったい、オトコは何処で何をしているのでしょう。 センセイにとっては、華やかな生徒の雰囲気は歓迎ですが、「芸術」という分野で、オトコのセンスや力が落ちているとすれば、それは、単なる男女平等とか機会均等などという問題とは別に、表現者=女性という公式が成立してしまうかもしれません・・・コワヤコワヤ。 かつての絵画分野の世界はオトコ社会で、女性が画家や彫刻家になるというと、活動が制約され、異端視され、多くの試練を背負い込んだ事例が思い起こされますが、今日では、男の子の方が教室の隅に追いやられ、存在感が薄くなっています。 ムサビの男子学生諸君、ガンバレ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.05.25 22:46:31
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