浅草観音さま 本堂落慶50周年記念大開帳…行く価値あり!!
10月15日~11月16日まで、浅草の観音さまで親しまれる浅草寺本堂落慶50周年記念大開帳が行われています。 自称、江戸っ子としては、これに伺わないわけにはいけません。 というより、仲間の自称・江戸っ子さんから「六世川柳時代の奉納された狂句絵馬が見られるぞ…」という連絡により、飛んで出かけました。 ご開帳は、もちろん秘仏のご本尊ではありません。これは、永遠に秘仏であることが、私たちの心を惹いています。 といっても、1200年も前の〈お前立ご本尊さま〉が開帳されるので、これもめったに無いことです。期間中は、午前6時半~午後5時まで、8時間労働よりも長くお厨子のお扉が開かれ、直接そのお姿を拝することができます。 さらに本堂の前には、とても太い三本の開帳塔婆が立ち、その塔婆からはお手綱が垂れ下がっています。参詣の方々が、その五色の綱に取り開帳のご本尊さまとご縁を結んでいました。 浅草寺に奉納された絵馬は、江戸期から有名無名の絵師や多くの庶民によって彩られたものがあります。その中には、幾たびも行われた柳風狂句合奉納額の行事に際したものもあったはずですが、これまでの調査では、「無い」ことになっていました。 ところが、このたび明治15年の額が展示され、その雰囲気の一端を伝えてくれています。 川柳にとって狂句はタブー視されることもありますが、狂句なくして川柳の歴史は伝わらず、今日の川柳は無かったことでしょう。 100年以上前の川柳に関わった人々の息吹が、この文字が消えかけている絵馬からはっきり伝わってきます。 ともかく、この機会に是非見ておきましょう。