＜川柳ブログ＞　Brog the SENRYU

[凡日凡句] カテゴリの記事

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• 春三日　仕事の山へ芝刈りに

  ・　春三日　仕事の山へ芝刈りに　年賀状の漏れなどを出し終えると、もう＜日常＞が帰ってきます。　昨年来の〈シゴト〉として、「まだか、まだか？」と依頼主にせっつかれる尾藤三柳随筆集『文芸の接点』の編集、校閲作業の仕上げへ…。　何とか、これまでに本文600ページ以上の製版を終える。　あとは、グラビアと装丁など比較的楽しいシゴト。　また、わたしの「月月火水木金金」がはじまりました。（i_i）　　

  2009.01.03

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  初詣は氏神様で・・・　オリンピックは東京で･･･

  ・　お屠蘇のあと、一休みして初詣。　まず王子稲荷様へ。　　　　これで、今年の冠位をいただきました。　例年に比べ、やや閑散といった感じですが、時間のせいでしょうか？　　　　おみくじに興味津々。　大きな筒を振って「四十七番　半吉」　王子神社さまに回ると、長ーい行列。　ここは、遠くからご挨拶だけにして後日に…。　いつもお世話になりながら、初詣を忘れがちのわが町の鎮守様・七社神社さまへ。　　　　ここも、人手は少ないようですが、能楽堂では新年のコンサート。　境内には羽根突きの親子が歓声をあげ、新春らしい気分。　ここでも、おみくじ娘は・・・　　　　こんどは「六番　大吉」。　氏神様は氏子にやさしい。　　　　七社神社の境内には、2016年・オリンピック誘致の幟が翻っています。　そうだ！　2016年東京オリンピックの開催を目指し、私ども江戸っ子の端くれも、大きく声を挙げねばと再確認しました。　　火事よりも聖火で燃やす江戸の華　どうぞ、皆様、東京オリンピック開催に向け、力を合わせてできるところから訴えてまいりましょう！

  2009.01.01

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  あけましておめでとうございます

  ・　　あけましておめでとうございます。　　　昨年中は、たいへんお世話になりました。　　本年も無事、穏やかな元日を迎えることができました。　どうぞ、今年も宜しくお願い申し上げます。

  2009.01.01

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• 女房の尻がはいらぬほどの本

  　　女房の尻がはいらぬ本の壁　　栄　いきなり、白いメモ紙を突きつけられたので、何のメッセージかと読めば、なんと川柳が書き付けられていました。　なるほど、リビングから仕事部屋の扉の脇に、川柳雑誌が1メートルほどの高さに積んであり、出入りのたんびに崩していたようです。　文句もあるでしょうが、なかなか全部に目が通らない。　読んでない本や雑誌は「積ん読」しておくしかないでしょう。　読み終わった本、データ処理の終わった雑誌は、ダンボールに入れて倉庫へ。　しかし、倉庫までの道のりの遠いこと。

  2008.10.30

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• 先生も母校の椅子も小さいこと

  　担任の先生が、新学期が始まってわずか２ヶ月で交代ということになり、父母が呼ばれた。　責任感の強い先生が、精神的ストレスから入院となったことによるようだが、その原因については、生徒の問題ではない…、父兄の問題ではない…という曖昧な説明だけで、さいごまで明確にされなかったことが、「では何が…」という疑心暗鬼を生んでしまう説明だった。　校長先生も、昔のイメージからすると若く（イヤ、私が年を取ったのだ…）、なんとなく…、座らされた椅子も小さい。娘が座っている席に着いたが、足は机の下にはいらないし、お尻ははみ出してしまうほど。　何もかもが小さく見える母校は、私が在学中に建て替えられた鉄筋校舎だが、四川大地震のニュースをみるたび、その丈夫さが気にかかる。　周囲を見回すと、基礎に５センチほどの亀裂も見える。　地盤の悪い奥東京湾時代の海の中に建てられた校舎。　他人事でなく、地震に思いがいってしまった。　ニンゲン、生きるとはシンパイに追いかけられているような存在だが、せめて考え方だけは前向きにしていたいと思う。

  2008.05.26

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• 少し疲れて半日を本の蟲

  　イベントの多かった5月も、もう月末。　ノルマがここに集中します。　美大の授業がはじまり、それまでの川柳の活動から授業準備という切り替えにやや疲れました。今日は、朝から頭が冷えてしまい、半病人でした。　こんな時は、無理をしてもろくな仕事もできず仕方がないのですが、自営業になってからは、どうも無理を通していたような気がします。　本日は、ちょっと仕事から離れて、読書の時間をとりました。　放電ばかりで、充電する間がこの数年ありませんでした。　何と、読書は楽しいことでしょう。忘れかけていた感覚が甦り、同時に体調も少し良くなりました。これが、本来の自分の姿のようです。　自分を忘れて、他者への仕事ばかりに追われてしまうと、自分自身を見失ってしまいかねません。何事もバランスと感じました。　

  2008.05.25

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• パソコンのファンだけとなる夜のしじま

  　周囲はパソコンのファンの音以外何も聞こえない。　犬も寝てしまった。　キーボードをたたく音が、自分自身を叱咤する唯一の音。　思考に手を休めると、キーボードの音も消え去る。　昼夜逆転の生活も、仕事の効率はよいが、虚しさを感じないでもない。　耳底で「月月火水木金金」を誰かが歌い始める･･･。

  2008.04.28

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  阪井久良伎の半切作品を落札

  　　　　　　　　　　　川柳中興の祖のひとり阪井久良伎の染筆作品がネット上のオークションに複数出ています。　どなたか、古い川柳家が亡くなられたのでしょうか。　私も、1点入手しました。　「遍照」という文字は、遍く照らすということでしょう。弘法大師を「遍照金剛」と呼びますが、「遍照」はその代名詞でもあり、娘の名前＜あまね＞の元になった義でもありました。　本来なら、久良伎の作品でも、川柳を染筆したもの意外は、特にコレクションとしての意味は低いのですが、今回は別な意味で欲しかった作品です。　久良伎は、確かに書もたくさん行っていましたので、多くの作品が市場に出ることも不思議ではないのですが、毎月のように出品されるのは、とても嬉しいのですが、あまり価値を知らないまま無造作に出品されるのを見ていると、久良伎を師系とする私にとっては、複雑な思いです。　私の他にも、大切にしてくれるコレクターの方がいらっしゃいますので、そこに落札されれば安心です。私も、資金的には潤沢ではありませんが、川柳史料として、少しでも集めておこうと情報だけは逃さないようにみています。

  2008.04.28

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  コデマリが　こぼれる軒に笑む翁

  　　　　　オフクロ様自慢のコデマリが満開です。　「写真とっておいて…」の注文にいちまい。　まだ剥しそこなっていた初代川柳のポスターも、花に囲まれたこの時期はご満悦そう。もうしばらく、翁にはここにいてもらおうと思った。　それにつけても、明日の聖火リレーが心配。　私の心情としては、チベット出身の友人も居るので、こちら側に同情的だが、ダライ・ラマ師のお心を思うと、この機会を利用した中国に対する抗議は対立がなお深まり、師を悪い立場に引き込んでしまいそう。　かといって、「内政問題」を正義のようにかざし、人民の声を聞かない権力は、やはり私の正義感として筋が通らない。　ジレンマは残り、明日はもう今日になってしまった…。

  2008.04.25

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  護られる聖火　憎まれる聖火

  　　　平和のメッセージを伝える聖火。　　それを見た人々の心に平和の祭典・オリンピックへのワクワクする期待を広げるための聖火リレー。　もはや、その目的を忘れ、ただただ遂行することだけに躍起となっている感がある。　オリンピックの政治問題化は、チベットサイドの決死的アピールとしての自治獲得運動だけではない。国家の威信において、「内政問題」として切り捨てようとする中華人民共和国という遅れた大国の政治的威信も大きな政治問題になっているように思う。　日本の政治も弱者に対して優しいとはいえない。　このたびの＜後期高齢者医療制度＞という、前代未聞の弱者いじめだけみてもそれがよく判る。総理の言う「説明不足だっ多かなあ…」てな問題ではない。　かつての権力者は、資財を投げ打っても義のために身を粉にしたが、今の権力者は自らの既得権益を守るためにのみ政治を動かそうとしているようだ。　これは、ちっぽけな世界だが、川柳の組織においても相似形が見て取れるのは、＜時代＞のなせる技であろうか…。　なんだか空しい。　　護られる聖火　憎まれる聖火　　　　玄

  2008.04.20

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• 本の蟲追う女房のハエ叩き

  　昨日今日と、10通ほどのゆうメールで古書が次々と届きました。　どれも「玄武洞　尾藤一泉様」とあり、ポストから持ってくるたんびに女房が呆れていました。　ここ数日、書庫にパソコンを持ち込んで、川柳総合事典の項目書きに勤しんでいますが、不足の資料をネットの古本屋にその場で発注。それが、次々と届いたのです。　本好きでは私に負けない女房は、最近「新刊に飢えている～…」などとのたまわっていましたが、知らん顔をしていました。そこに、私宛の本がゾクゾク来たものですから、私の立場もありません。　「すまん…、これ払っておいて…」と郵便淵込みの用紙の束を渡すと、大きく口を膨らまして受取ったきり、口も聞かずに外出していきました。　これも私の「仕事」なのだ…許して欲しい――と思いますが、「私は、技術屋と結婚したんで、川柳家の仕事には責任がもてない」とも言います。　よく考えてみい…。僕らが結婚したとき、私はもう技術屋には辞表を出した後で、ハローワークに通う＜無職＞ではなかったか。その＜無色＞の私に川柳という＜色＞が着いたのだから、少しは理解してもらいたい…。　なんて言いながらも、郵便局で支払った後、「3万円郵便口座に入れといたわよ。仏像は買わないで資料にしてね…」と気を利かせている。シメシメ…、川柳家の女房として、少しは寛容しているようである。

  2008.04.16

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• オークション逃がした魚はでかかった

  　本日落札予定の川柳関係資料2点がありました。　　１点は、早くから競争相手が現れ、値の吊り上げ合戦をしていましたが、もう一点は静か。　一応、十分に張り込んで手当てをしていました。　娘にせがまれて風呂に入り、出てからテレビを見ると「タイムマシン」の映画。つい、ストーリーに嵌ってしまい、映画が終わってからパソコンに戻ると、いずれも「高値更新」。　しまったと、再入札しようと思ったら、もうすでに２件ともオークション終了。　縁がなかったと諦めるべきなのでしょうが、ひとつは「渓花荘」の印があり、元は大阪の本田渓花坊蔵書であったことがわかっており、これは手にしたかったと思います。もう一点は、絵本柳樽の一種で「神事行燈」。ダイセンも読めない出品者で、手ごろな価格で出ていたのに、十分な攻防もせずに取られてしまったことは無念の一語。　　オークション逃がした魚はでかかった

  2008.03.30

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• 川柳に疲れてここちよき眠り

  　　川柳に疲れてここちよき眠り　朝、ハクリュウ先生の電話で起こされ、また、うとうとしているとチュウジロウ先輩からの電話、レイコさんの電話とベッドの耳元でベルが鳴る。　ようよう起きだして、多少の食事をとると、また眠気に襲われ、起き出したのは午後4時。　ここのところ、川柳の仕事が重なって、徹夜も含めて不規則な生活でした。　きょうは、その分を取り返した感じです。　川柳公論表彰句会を終えて、また、次号の編集に掛からねばなりません。　それでも、24時川柳に浸れるのは、しあわせなことと感じます。

  2008.03.30

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  満開をもう待ちきれぬ飛鳥山

  　　　　　我が家の借景、飛鳥山のサクラは、もう場所によっては満開。　ウイークデーなのに、人出も多い。　さすがに、ビニールシートでの酒盛りはなく、ゆったりとした気分でサクラを堪能。花見は、かくありたいと思う。　娘は花より団子。IT注文も馴れたもの。　「ダイエットしてるの…」と言いながら皿を重ねる。　　　　　　父オヤとしては、心配の種が尽きない…。　　無差別殺人　回転寿司の皿で来る　　　一泉　　

  2008.03.27

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  堀の中ひとり娘のひな祭り

  　忙しさに取り紛れて、雛飾りを出してやるのがギリギリになりました。　七歳のひな祭りです。　脱サラ後、激動の時間を過ごしています（そういえば、サラリーマンの時も激動だったかな…）が、何時の間にか勝手に育ってゆく娘を見ていると、自分が年を取ったことを感じます。　子供にとっても大人にとっても安心してばかりいられない「日本」になってしまいました。　自分の子供の頃が、いかに安全神話の中に暮らしていたかが偲ばれます。　娘のことも含めて、誰もが安心して暮らせる世相にしていきたいものです。

  2008.03.03

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• うるう年とはいえ２月風と過ぎ

  　３月の声。　本来なら、春本番に嬉しさも増す時期ですが、貧乏閑なしの食い詰め柳人にとっては、1日でも少ない月は、時間の不足を感じます。　ああ…、そういえば、まだ雛飾りが出ていませんでした。　そう…、あそこの原稿、ここの仕事の締め切りがすぎました。　サラリーマンの頃は、「28日で一月分の月給が貰える…」などと、大好きな2月でしたが、自活自営者にとって、1日でも少ない時間は、致命的に首を締めてまいります。　　　サラリーが口座に届くいい暮らし　を恋しく思います。

  2008.03.01

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  チャイナよりＣＨＡＩＮＡが怖い皿の上

  　今日、中国の公安当局から、「毒入り餃子」についての中国側の調査結果が公表されました。　手際よい調査振りに、どんな結果が出るかと注目していたが、被害者の存在を忘れ、自国の正当性だけを主張する話し振りに、がっかりとさせられたのは、私だけではないでしょう。　餃子大好きにんげんですし、決して中国嫌いなわけではありません。　中国の文化には尊敬をもって学んできました。　ところが、今回の発表には、被害者が現に存在することに気を配らず、一方的な結果報告だけで、では、一体何が原因だったのかという最大の問題点を糊塗しています。　日本の警察当局との協力もうまくいっていないようですが、これでは、本当の意味で中国のためになりません。　私は、大好きな中国産の食物に関して、今回の当局筋の対応から、信頼ができなくなりました。これは、中国国民に対する不信ではなく、為政者、当局への不信です。　不買運動を他に強要するつもりはありませんが、我が家では、しばらく中国産のものを食べないよう注意したいと思います。全てが全て危険というわけではないのでしょうが、一人っ子の子供はまだ小さく、また、弱い老人を抱える世帯としては「万が一」の危険を冒すことができません。　　チャイナよりＣＨＩＮＡが怖い皿の上　　一泉　という思いが、きょうは強く感じられました。　もはや、中国という国は、国際社会の中で後進国の立場ではいられません。世界に大きな経済依存をし、大量の製品を供給する大国です。大国としての責任を果たせるような言動が聞こえてくるとき、心から隣の大国として信頼関係ができるでしょう。　コトバというものは、意味以上に影響を与える場合があります。　川柳は、十七音という究極の世界ですが、言動には注意しなければと、反面教師に自戒させられました。

  2008.02.28

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• 本の蟲目敵にする本の虫

  　川柳道場・青葉台教室を終え、久々に早く帰宅。　溜まっていた本の整理、分類、修復を行いました。　冬場は、本の蟲も活発ではなくほとんど目にしませんが、間違いなく糞や抜殻などが見られ、何処かに潜んでいるのでしょう。　特に、和本を多く整理すると、その傾向があります。　一応、風に晒した後、あまりにも危険そうなものは燻蒸します。それでも、保存の悪かったものは、十分でないことがあります。　また、既に蟲に食い散らかされたものは、裏打ちをしてから糸綴じをしなおすなど、資料として活用できるまでには、手間がかかります。　できるだけ、デジタル化して、原本は展示資料用に書庫へしまうようにしますが、その手間も半端ではありません。しかし、デジタル化しておくと、利用に関しては抜群の効率化が可能になります。　川柳史料を片っ端から整理していく作業をずっと続けていますが、今は購入する資料がきわめて増え、なかなか整理まで手が回らないのが実情です。　部屋中を散らかし、蟲の食った「こキタナイ」本を大事そうにしている私を見て、妻と母はもう呆れ顔。娘は、やっていることが珍しいのか、傍で裏打ちなどを見ていました。　資料の収集歴は25年以上になりますが、ここ数年のネット上に現れる川柳史料、特に古いものの数の多さは特筆に価します。　ひとつは、所蔵者の世代交代もあるのでしょうが、ネット社会が定着したことも、思いがけない資料との出遭いを得る大きな原因でしょう。　もうしばらく、こんな状態が続くのでしょうか。　　　本の蟲目敵にする本の虫

  2008.02.26

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  東京の雪に娘が戻らない

  　わずか１cmの雪だが、犬と散歩に出かけた娘が帰らない。　心配で外へ出てみると、犬も娘も大粒の雪を受けようと駆け回っている。　わずか外にいても芯まで冷えて来る寒気もなんのその。　よほど珍しいのだろう。　今年は、既に小田原城の桜がほころんでいた。　異常気象にならないことを祈りたい。

  2008.02.24

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