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「Cast off ~小さな君のその手を抱きしめるために~」

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2006.02.11
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カテゴリ:ネタ
宏美の入院中に何度かお見舞いに足を運んだ。

病院ではパジャマ姿の宏美なんですけどね。

左腕を固めてパジャマの中で吊っているんですよ。

なので、胸のボタンがひとつ多く開いてます。

そこから白くて悩ましい胸のふくらみを覗く事ができます。

怪我の心配はもちろんあります。

でもさ、ついつい胸元に目が。。。。。

ああ。。。本当なら今頃はあの胸にね~。。

なんて思わずにはいられませんでした(笑)

あれだけ反省と後悔を繰り返していたのに

相変わらず逞しい精神力の持ち主だと我ながら感心しました(笑)



事故から10日後に宏美はめでたく退院しました。

すぐに深夜のお茶デートに誘う事は出来ないので

骨がついたらまた食事でもとメールをしました。

宏美も仕事に復帰するまでに時間をもてあましたようで

普段なら簡単なメールで用件だけを伝える二人なのですが

まさに怪我の功名と言うのでしょうか。

メールのレスポンスは普段よりも良好でした。

そんな中で

「骨が折れていると普段生活に支障をきたさない?」

「着替えとかお風呂とか大変だよ」

「着替えはどうしているの?」

「子供に手伝ってもらって着替えさせてもらってるの」

「お風呂は?」

「左腕にビニールを巻いて入っているの」

「そんな状態で体は洗えるの?」

「だって右手は使えるでしょう」

「そかそか、でも背中とか洗えるの?」

「背中は子供に洗ってもらうのよ」

「そうだ、今度背中洗ってあげようか?」

「うん。お願いします」

おろ。。。

背中を洗う=一緒に風呂=風呂は裸で入る=エッチな状況

こんな妄想が一瞬の内に頭を駆けめぐった(笑)

「じゃ、石膏が取れたら一緒にお風呂入ろうね」

「うん。一緒に入ろう」

こんな約束を交わしました。

エッチがお預けになってがっくりしていましたが

まぁ、お楽しみは後でって事でなんとか納得しました(笑)



3ヶ月後

「来週、石膏がとれます」

と、宏美からメールがありました。

もちろん千蔵には

「来週、エッチしてください」

と、見えた事は賢明な読者さんなら想像するに容易いですよね(笑)

まぁ、背中を洗うって事には触れないで

石膏がとれたら食事でもしょうねとメールしておきました。

3ヶ月も前の冗談半分のメールなんて覚えてないだろうしね。



待つ事数日。。。。

この待っている間だって妙に長く感じられます。

「石膏がとれました。今日の都合はどうですか?」

「仕事が終わったら連絡するよ。待ち合わせはいつのもところね」

もうこの瞬間から早く仕事が終わらないものかと時計をチラチラですよ。

こんな時に限って仕事がたいして忙しくなくて

時間の経過が遅く感じられる。

神様の焦らしプレイなのではないかと思いましたよ(笑)

定時を迎え、宏美に仕事が終わった事をメールで告げ

待ち合わせ時間を決め、足早に職場を後にした。





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Last updated  2006.02.11 06:15:40
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