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テーマ:韓国!(17327)
カテゴリ:韓国・ソウルの歴史
最近、わがニュータウンの西南端からちょこっと南に下った国道一号線・統一路沿いの神道(シンド)高等学校横に忽然と現れたこの看板! 「ソウル特別市有形文化財 第133号 サヒョン寺 石造如来坐像」 わがニュータウン住民も「こんな人影もないところに文化財があるんだあ」「でもどこにあるんだろう?」とこの看板ができてから謎を呼んでいるんのですが、なにか歴史のある如来像のようで、きょう天気もよかったのでちょいと探検に行ってきました。 看板の矢印をみると、この小高い山の道をひたすら登っていくようです。でも450mなのでまあすぐでしょう・・・・ とりあえず道は作ったようですが、あまり利用していないような感じです。 向こうに見えるのが恩平ニュータウン、そしてその向こうに見えるのが北漢山の山々です。 舗装の道は続いていたのですが、寺だというのでなんとなくこっちの山道の上のほうにありそうだったので、とりあえず上っていきました。 ニュータウンの建物が随分下に見える高さまで来ました。 有事の際のバンカー?!結構韓国の山道を歩くと結構見かけます。確かに北にも向かう国道一号線沿いの小高い山ですからねえ。。。 山道のそばにこんな花も咲いていました。ここにも春が来たんですね。 さらに上るとこの小高い山の山頂みたいなところに広場が・・・韓国の公園でよくみる運動器具が置いてありました。でも誰も利用していないようなんですがねえ。。。
如来像がありそうなお寺がないので別のルートがあったので下り始めました。
この写真の左下をよく見ると分かるんですが、なにか建物を工事していました。特に工事を隠すわけでもなく、でも迷彩服を着た人たちが資材を運んだりしていたので、なんだろうなあ・・と思いつつ通り過ぎたのですが。。。。 で先ほどの舗装された道にもどってきました。 結局、このときはお寺が見つからず、仕方なく買い物をして帰宅したのですが、帰宅後地図をよく見たら、どうもあの工事をしていたところがお寺の敷地だったようです。 ネットでこのお寺のことを調べたら、実はこのお寺、悲運のお寺だったようで。 以前はソウル市西大門区弘済洞にあったお寺で1045年高麗時代に創建された歴史あるお寺だったとのこと。ところが1970年代のソウル市の市街地拡張計画に弘済洞の寺が引っかかり、この寺にあった国の宝物・五重の石塔は国立中央博物館へ(現在、龍山の中央博物館の庭園に「弘済洞五層石塔」として展示されています。確かに見たことがわたくしめもあります)、そして寺はこの石造如来像だけを持って同じ町の別の場所に移り、その後1990年代半ばに今度はその場所も団地開発の地域になって、現在のニュータウン横のこの場所にまた移ってきたらしいのですが、一応、寺とはなっているものの、古い一般住宅のような建物しかない状態とのこと。【このあたりの経緯や石造如来像の写真等は韓国の方のとあるブログが詳しいです。このほか韓国文化財庁HPにもこの石造如来像の情報があります!】 なのでわたくしめが通り過ぎたときも何も寺を思わせる看板もなく、わからなかったのでした。 ということは、きょう寺の敷地と思われるところで工事をしていたのはお寺の工事だったのでしょうか。でもなぜ迷彩服の人たちはお寺の再建工事にでも借り出されていたんでしょうか。 うむ。でも大きな道路沿いに文化財の看板掲げて、行ってみたら、寺がどこにあるのかもわからないんじゃ、困りますよねえ。(おまけに看板の説明に英語でも書いてあったから、わたくしめのような変わり者の?外国人も訪問しちゃうかも。。。) ソウル市長、何とかしてくださいまし。。。。(また、ソウル市長にお願いだ・・・・笑) もしかすると一般公開用の工事が進行中で、完成より先に看板をまず立てちゃったんでしょうか。ちょっと今後成り行きを見届けて行きたいと思います。 ↓ 歴史ある韓国、文化財や文化遺産も結構あります。無形文化財になっている韓国伝統酒もいいですね~~! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月18日 23時22分25秒
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