たのしい韓国ソウル&京畿道+江原道のニュータウン生活

2014/02/01(土)20:26

アヒョン高架道路撤去へ~2月6日午後3時から開始~ソウル市中心部‐梨大・新村、麻浦・ヨイド方面へ抜けるバス・自動車要注意!~

韓国・ソウルの交通(115)

ついに工事が始まるようで。1968年9月19日に完成し、約45年間利用されてきたアヒョン高架道路が今月2月6日(木)午後3時より撤去作業に入るそうです。 北アヒョン洞家具商街(商店街)の歩道橋に書かれた横断幕。「アヒョン高架道路撤去により交通渋滞となるため迂回願います」の文字が。来週木曜日6日15時から撤去作業開始のようです。でもなぜ交通量の激しい平日木曜日のそれも午後3時なんでしょうか。よく分かりません、ソウル市の道路工事。アヒョン高架道路はソウル市庁から西小門路を経て梨花大・新村方面に抜ける道路の一部を高架化、現在の2号線忠正路駅付近からアヒョン駅、アヒョン洞ウエディング商店街に抜ける全長940mの高架道路で、1968年9月19日に完成しました。ソウル中心部から新村方向へ抜ける道と麻浦・ヨイド方面へ抜ける道の分岐点の円滑な交通の流れを促す意味でこの高架道路が作られたそうです。当時のお金で総工費2億8100万ウォンといいますから当時のソウルとしては大プロジェクトだったようで、韓国国内最初の高架道路でもあったとか。 こちらが忠正路駅付近の高架道路の入口です。上下2車線の高架道路です。S字カーブが結構ある高架道路で交通事故も要注意の場所です。 家具商店街の歩道橋から東側の方を見たアヒョン高架道路。 家具商店街側から見たアヒョン高架道路。南側に高架道路があるため陽が当たりにくい状況でイマイチ商店街自体が暗くなっていました。 数年前にも大規模な補修工事をしたものの、40年を超える風雪には叶わずソウル市の一斉点検でも「重要部材に軽微な欠陥あるいは補助部材に広範囲な欠陥が発生」というC等級の判定を受けた構造物で、大規模な補修をしても巨額の資金が必要なことから今回、撤去することとなりました。 こちらは家具商店街のところに貼られていた撤去前と撤去後の予想図。高架道路がなくなるので麻浦区アヒョン洞、西大門区北アヒョン洞付近はすっきりした感じになりそうです。ちなみに高架道路が撤去された場所は、道路中央にバス専用レーンができてバスの流れは劇的に改善されそうです。 工事の告知が書いてあった紙には工期が2月6日から4月6日までのちょうど2ヶ月間、その下に期間中「アヒョン高架全面通行止予定」との文字がありますが、高架付近の横断幕(一番上の写真)には「アヒョン高架道路撤去により交通渋滞となるため迂回願います」ともあるので、高架自体は撤去しはじめるので全面通行止め、高架下の道路は工事のため一部車線が通行止めになったりする可能があるのかもしれません。ちょうど2年前にこのブログで紹介した弘済高架車道の撤去と同じような形になるかもしれません。この工事の期間中、ソウル中心部から梨大・新村へ、あるいは麻浦・汝矣島方面へ抜ける道をタクシー・バス・自動車で利用する場合はアヒョン高架道路の撤去工事でかなりの工事渋滞が予想されますのでできるだけ地下鉄を利用するか、迂回して目的地に向かうのが良さそうです。(ソウル中心部からこの高架の上や下を抜けてソウル北西部や京畿道北西部に向かうバスが多いので要注意かもしれません。アヒョン駅やクルレバンタリ【→アヒョン駅周辺の旧名・実はこの下に暗渠となった小さな川があったそうでその橋の名前らしいとか】、ウエディングタウンのバス停を通る路線バスは影響を受けますのでご注意を!)わたくしめ、この高架道路の真横の北アヒョン洞に長年住んでいたことがあったので、毎日この高架道路の下や高架道路を通ってソウル中を駆け回っていたので、ちょっと思い出のある高架道路。ちょうどいま北アヒョン洞の再開発でニュータウン建設が進んでいる地域でもあるので一気に生活環境改善ということなんでしょうが、また一つソウルの思い出の場所がなくなるのはちょっと寂しい感じもします。はい。 ↓ ソウル中心部にあった高架道路が相次ぐ撤去でアヒョン高架道路も今年ついに撤去へ。ソウルがどんどん新しくなるのはいいんですが雑多な感じもソウルならではだったんですがねえ…  

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