たのしい韓国ソウル&京畿道+江原道のニュータウン生活

2014/02/03(月)23:03

仁川空港へKTX乗り入れ今年上半期に…度重なる延期で今度は大丈夫?

韓国・ソウルの交通(115)

先日、ソウルの地下鉄に乗っていると路線図がこんな感じで一部修正になっていたのを見つけました。ソウル駅(といっても地下奥深くの駅)と金浦国際空港、仁川国際空港を結ぶ空港鉄道AREAなんですが、新駅の駅名がステッカーで貼られていました。現在の黔岩駅と雲西駅の間に青羅国際都市駅と永宗駅という新駅が近々開業するようでさらに透明なシールで「未開通」と新駅に貼られていました。でもあまり報道されていないのでいつ開業なのかなあと調べてみたところ、どうも昨年4月のブログでご紹介したKTXの仁川空港乗り入れにあわせて新駅を作っていたようで、昨年4月のブログでご紹介したときの韓国のマスコミの報道では昨年内のうちに仁川空港乗り入れ開始予定だったのが、空港鉄道と京義線との連絡線(新線建設中)での信号系統の不具合で今年2月になり、もうきょうの時点で2月になって開通の声も聞けず、今回の報道によるとさらに今年上半期中開業に変更になってしまったようです。 黔岩駅駅でも空港鉄道乗り入れKTXのホーム設置工事で工事中でした。おそらく仁川地域の多くの乗客がここで乗り降りすることになるかも。2013年10月3日撮影。 まだ詳しい報道は出ていないのですが2月1日の複数のメディアの報道によると、1日韓国国土交通部が今年中に5区間73.9kmの新しい鉄道区間が完成すると明かした中のひとつが空港鉄道と京義線を結ぶ連絡線(2.2km)で、そのほかに東海南部線・新慶州‐浦項間複線電化区間(41.3km)などが開業する予定とのこと。この仁川空港発着KTXが運行を始めると韓国の地方都市から乗り換えなしで仁川国際空港へ行くことができるようになります。ただまだ報道では具体的にどの地方と仁川空港を結ぶのか、金浦空港は停車するのか、など詳細は決まっていないようで、まだ開業まで一転二転いろいろありそうです。今年上半期に開業予定の空港発KTXは仁川空港を出て金浦空港とDMC駅の間の区間で建設中の京義線への連絡線に入り、水色駅手前で京義線に合流、その後どうも加佐駅・新村駅など通過して、先日このブログでも紹介した西小門踏切を通って北側からソウル駅に入線し、地方へという形になるようです。 2013年4月5日中央日報紙面より。空港鉄道と京義線を結ぶ連絡線はこんな感じになります。空港鉄道に乗るとDMC駅と漢江をわたる橋の間ですでに京義線側に向かうポイントができているのが確認できます。ただ2018年の平昌オリンピック時の仁川空港から江原道の会場へのKTXは同じく建設中の連絡線に入って京義線に入るものの、DMC駅を過ぎたら地下にもぐり龍山線経由で龍山駅に乗り込み(現在、孔徳駅‐龍山駅間工事中)その後、二村駅・西氷庫駅などを経て平昌・江陵方面へ抜ける路線(かなりの部分を在来線利用し、一部専用軌道を建設予定)を計画しているようです。ソウル経済新聞2011年9月20日付け記事より。こちらが平昌冬季五輪時の江原道行きKTXの計画路線。さて予定通りで来ますやら。【詳細の過去のブログはこちら】いやあ、日本は空港に新幹線乗り入れに失敗しましたが韓国は在来線利用できることもあり、遅ればせながらでも高速鉄道の空港乗り入れを実現しそうです。ますます仁川空港の重要度が増してきそうですが、日本も東京五輪に向けて抜本的な交通整備がますます迫られるかと思いますね。はい。☆関連記事☆ 今年ソウル駅で乗り換えなしでそのまま仁川空港までKTX利用可に(漢江タイムス・2014年2月1日) ↓ さて予定通り今年上半期にKTXが仁川国際空港の交通センター地下に入線しますかどうか。それより冬季五輪時のKTX開業が気になるわたくしめ…それよりまずはソチオリンピックを応援しましょうね。   

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