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テーマ:韓国!(17279)
カテゴリ:韓国・ソウルの街角で
韓国も次第に春真っ盛り!!
というか、ここの所なんだか夏みたいな日が続き、日中は外回りをしていると汗ばんでしまうほど。 そんな韓国、春を訪れを知らせる花としては、黄色いケナリ(レンギョウ)やサンスユ(山茱萸=サンシュユ)、薄紅色のチンダルレ(カラムラサキツツジ)、ピンクがきれいなポッコ(桜)、白いモクレン、そしてそろそろ真紅や白などの花をつけるチョルチュク(クロフネツツジ)といろんな花が百花繚乱となります。 で、意外と韓国の春の花で忘れ去られているのがこの花!! ライラック! 実は日本にいるとき(東京)はライラックを一度も見たことがなく、ライラックといえば北海道の特急列車、というレベルだったので、20云年前に韓国に来るまでは実物を見たこともどんな花なのかも知らず・・・ 韓国に来た時もしばらくこの花がなにかも知らず、韓国の知り合いから「あれはライラックですよ。日本にありません?」と言われてようやく気付いたぐらい。 韓国のライラック、結構この時期になると道端に咲いていたりするので、韓国では実は結構身近な花なんですが、春になっても桜などに押されて意外と話題に上らず。 これだけ咲いているのだから北海道みたいにお祭りにして地域振興にしてもいいほど咲いているのに・・・といつも思ってしまいます。 この韓国のライラックですが、ずいぶん昔から韓国に自生していたようで、1998年7月15日付東亜日報「海外に流出した自生植物『ミスキムライラック』『ワスレナグサ』など園芸用に人気」の記事によると、1947年に米国ニューハンプシャー大赤十字協会関係者で韓国に派遣された人(別の複数の情報だとElwin M. Meaderという人らしいんですが当時韓国を統治していた米軍政庁の諮問官だったMeader教授という表記などもあり)がソウル北部の北漢山(プッカンサン)の白雲台(北漢山の頂上)(一部日本語の翻訳で「北朝鮮で採取」というものがありましたが、「북한산」を「北韓産」と勘違いし誤訳したようで、複数の韓国語原文で確認したところ、北漢山国立公園とか、近くの道峰山の記述もあったのでソウル北部の北漢山で間違えありません)で採取した韓国自生のライラックの種12個をアメリカに持ち帰り、ニューハンプシャー大園芸学科で発芽させそれが園芸用として品種改良されアメリカで根付いたそうです。 別の記事(2001年5月14日東亜日報『土種の戦い』)によるとアメリカのライラック市場の30%がこの韓国由来のライラック「ミスキムライラック」(この種を採ったアメリカ人のタイピストがキムさんでミスキムと呼んでいたことから命名したそうです)だそうで、韓国にも1976年園芸用として逆輸入されはじめたそうです。 まだいま咲き始めたころなので、ゴールデンウィークに韓国にいらしたら、いろんなところで韓国のライラック、見かけるかもしれませんよ・・・ 今日見たこのライラックももしかして米国から逆輸入されたミスキムライラックだったのかなあ?? 毎度ご訪問ありがとうございます。よろしければ下をポチッとお願いします! ▼韓国の春を彩るライラックもお忘れなく!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月25日 06時00分57秒
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