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テーマ:韓国!(17287)
カテゴリ:韓国・ソウルの交通
来週5月15日(水)から韓国全国のバスが総ストライキに入りそうな雲行きになってきました。
「全国各地でバス労組スト可決…あすまで投票」YTNニュース(Youtube)より 文在寅政権が進める労働時間週52時間制がこの7月からバス運転手にも適用となるため、いままでのような超勤ができなくなりバス運転手の給与が大幅減となることから、収入減に対する補償・賃金引上げ等を求め労組が反発。釜山や忠清南道のバス労組組合員の97%、ソウルのバス労組組合員の89%、蔚山のバス労組組合員の88%がスト決行賛成票を投じるなど各地のバス労組が次々とストライキ実施賛否を問う投票で圧倒的多数でストライキ決行の決議を決めていることから、15日以降、7韓国全国のバスが一斉に総ストライキに突入する可能性が出てきました。 一応実際にストを予定している15日直前の14日までは各地の労働委員会の調停などあるようですが、根本的な解決策に導くにはかなり労使の隔たりがあるようで、15日以降、韓国全国でバス利用者に大きな影響が出る可能性があります。 昔は何かと外国からの観光客には利用しづらかった韓国のバスですが、最近では結構利用している人も多いようで、来週水曜日以降に韓国にいらっしゃる予定がありましたが、念のためバスの総ストライキを念頭に韓国旅行のプランを立てておいたほうがいいかもしれません。 最近のストを見ると、直前に回避、部分スト、という形になったケースが多かったのですが、過去の一部地域だけのストとは違い今回は全国のバス労組の多数がスト決行賛成に回っていることから、かなり影響が出る可能性が高いと思われます。 バス料金の値上げなどの許認可権を持つ地方自治体がバス会社の赤字補填、バス会社の準公営化(韓国のバス会社はほとんどが民間会社による経営)などを進めていますが、現状では役不足で、韓国政府の交通関連行政を担う国土交通部も地方自治体に対してバス料金を現実に見合った形で値上げを実施し財源確保し賃金引上げなど待遇改善を行うとともに、労使交渉への地方自治体の仲裁などを行うなど、今回のストを回避するようを注文を付けたそうです。 良かれと思って推進した政府の時短政策がバス総ストライキ決行につながりそうな韓国。 最低賃金引上げで零細企業や個人経営者も大変な状況になっている韓国ですが、国内問題もなかなか一筋縄ではいかないようです。 個人的には平日はあまりバスは利用しないので影響はなさそうなのですが、さてどうなりますやら・・・ でもまたバス料金上がっちゃうと困るなあ…そのうち、バス会社の赤字の元凶と目されている乗り換え割引制度もなくなってしまうかもしれませんね。そうなったら、健康のため歩くしかないか… 毎度ご訪問ありがとうございます。よろしければ下をポチッとお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年05月09日 22時41分23秒
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