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テーマ:韓国!(17273)
カテゴリ:韓国・ソウルの交通
わが江原道原州(ウォンジュ)を通るKORAIL(韓国鉄道公社)中央線。
たびたびこのブログでも登場しますが、原州駅を出ると単線で山の中をクネクネ回って、忠清北道(チュンチョンプクド)堤川(チェチョン)へ抜けていく路線なんですが、現在、原州駅のちょっと手前の西原州駅から堤川駅へまっすぐ向かう新線44.1kmの建設工事が進行中で、架線などの最終工事もほぼ終わり、今月2020年6月22日(月)からこの新線で試運転を開始、との報道が、地元・江原日報の23日付記事(「中央線 原州~堤川複線電鉄 試運転突入…年内開通」)で出ていました。 江原日報23日付記事「中央線 原州~堤川複線電鉄 試運転突入…年内開通」キャプチャー画面。写真は新・原州駅(仮称・南原州駅)駅舎。 現在、試運転列車を走らせてさまざまな点検を行う施設物検証試験を実施中で、次第に走行速度を上げ、11月には開業時を想定した営業試運転を開始、問題がなければ今年2020年12月末には正式にこの新線に切り替え営業運転を開始するとのことです。 この新線が開通すると、中央線のソウル側のターミナル駅・清涼里(チョンニャンニ)駅から堤川駅までの所要時間が現在1時間40分程度から56分と大幅に短縮するそうです。 (記事によると最高速度260km/hの新型電車・EMU-260が初めて営業運転するとのこと。詳しくはウィキペディア英語版でどうぞ。) 原州駅の方なのですが、この新線切り替えにより、今の原州駅は廃止となり、原州市の南の外れに新駅(仮称・南原州駅)を設置してその駅を新・原州駅とする予定です。 おそらくソウル~原州駅間は最速40分台で結ぶことになり、江原道とはいえ、もう原州はソウル首都圏の仲間入りといった感じになりそうです。 旧線となって年末に廃止となるKORAIL中央線盤谷駅を通過する清涼里行き無窮花号。この様子を見れるのもあと数か月! 【過去のKORAIL中央線関連ブログ】ちなみに廃線となる旧線の方は現在、原州市が観光列車を盤谷駅から堤川方面に走らせる(当初は韓国の地方自治体がよくやっているレールバイクの計画があったのですが、同じ原州市の別の場所にレールバイクがあるため、どうも断念した模様)など廃線を再利用する計画があるそうです。 現在の原州駅も廃止となって、駅周囲の市場などがある旧市街地の一層の衰退化が懸念されているのですが、原州市中央洞一帯を中心に都市再生活性化計画を行うことを正式に今月19日、原州市が公示、2024年まで国費180億ウォンを含む400億ウォン、その他関連事業まで含めると総額800億ウォンを投入して都市再生をおこなうとのことだそうです。 わたくしめの家からは距離的には新・原州駅の方が格段に近くなるのですが、ただ現状この駅、バスもろくに通っていない場所で、駅の周りはまだ何もない辺鄙なところ。一応、開業すればバスとかも通る、という話ではあるのですが、駅と居住地域のど真ん中に中央フリーウェイ(実際の名前は中央高速道路。。。)が走っていることから、駅と居住エリアが分断されているのもちょいと問題あり。 おまけにKTX江陵線の駅も原州市にはあるんですが、万鍾(マンジョン)駅というこれまた北の外れで我が家からだとバスで1時間弱かかる場所にあるので不便極まりない場所にあり、原州市民にとっては在来線新駅もKTXの駅も遠すぎるのが難点。 さて、新線開通でわが原州がどう変わりますやら。過去何度も開業延期になった経緯もあるので、年末開業もちょっと心配ですね。。 電車が通過するのは今年いっぱいまで・観雪川橋梁(江原道原州)~築79年の小さな鉄橋~(2019.4.13) 桜がきれいな江原道の田舎の駅~KORAIL中央線盤谷駅~(2019.4.15) 毎度ご訪問ありがとうございます。よろしければ下をポチッとお願いします! ▼新線開通で便利になるのもいいのですが、でも昔ながらの単線の中央線も捨てがたい… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年11月10日 07時35分34秒
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