「京城 1930」を見に行く・・・・
随分前から気になっていた企画展「京城 1930」ソウル市参加の清渓川文化館が3月29日から6月26日まで同文化館1階企画展示室(清渓川関連の常設展示が上の階にあるので、警備のおじさんや受付の案内の人はまず上の階のほうに案内するかとおもいますが、京城関係の展示は建物入ってすぐの1階)で行っているもの。日本統治時代のソウルの様子を地図や写真、ビデオなどで紹介するもの。こちらの冠岳山ふもとの元ゴルフコース跡地の大学院でちょうどこのあたりの研究をしていたもので行こうと思いつつようやく6月10日に見に行けることに。この展示、どうも建築系の先生方の資料がもとになったこともあり、都市計画や建築の方面からの資料が多かった。でも歴史系よりも理工系的な緻密な調査結果があり、いまの明洞、当時の本町の商店街付近の商店の名前や百貨店のテナントの名前までかなり細かい資料まであった。これは結構史料価値ありのものばかり。自分でも研究当時結構探しましたが、建築系の方までの思料には気づきませんでした。展示品のいくつかをご紹介。地番まで細かく記入された京城市街図。色分けもされて見やすい。どうも原本のカラーコピーのよう。「京城三越支店」となっていますが三越京城支店の写真と平面図。現在の新世界百貨店の旧館です。他にも当時のビルなどの写真・平面図が多数。京城市街地図。当時の写真とともに商店の位置などがよく分かります。これはかなりの力作。地番にあわせて各種史料を元に当時の商店街を再現。本町(現在の明洞)にあった有名な大衆食堂ニコニコ食堂、近江商人の流れを汲む三中井百貨店や平田百貨店などの名前も。展示されている史料の冊子でも売ってないのかなあと探したら、1階カウンターの受付にありました。結構立派な冊子。でも28,000ウォン。ソウル市の機関にしては高い。受付のアガッシがもう9部しか残っていないというので、思わず買ってしまいました。歴史系の研究をされている方にも結構いい展示だと思います。また当時の京城の様子が結構鮮明な写真と共に分かりやすく展示されていますのでソウルの昔の様子を知るにはいいかと思います。是非お時間があったら今月26日までですのでちょっと足を運んでみては。入場無料です。行きかたですが、2号線支線の龍頭(ヨンドゥ)下車10分ぐらいです。この文化館のホームページなどには5番出口を出て、と書いてあるのですが、5番出口を出た場合、そのまままっすぐ進むと、とんでもなく大回りになりますので4番出口を出たほうが分かりやすいです。こちらの地図の赤い線のほうをたどって行って見てください。(青い線は5番出口という案内を信じて進んだ本ブログ主のルート[泣])清渓川文化館の建物はこちら!入口はこんな感じです。1階の企画展示「京城1930」にはここを入ってすぐ左、常設展示の清渓川関連の展示は入口を入らず外側のエスカレーターで上に上がります。にほんブログ村