おすすめ韓国関連書籍!ソウル恩平書庫【3冊目】町田貢著「日韓インテリジェンス戦争」(文芸春秋)
最近、読んだ韓国関係の書籍をここで1冊ご紹介。今年はじめにこの本が出版されるというので楽天ブックスで予約して買った1冊!日本の外交官として40年間日韓関係を見つめてきた町田貢さんの著書「日韓インテリジェンス戦争」。タイトルは戦争という文字が付いていますが、日韓国交回復前後からの日韓外交の舞台裏を一線で活躍した韓国語専門の外交官が実体験を元に描いた力作。前作の「ソウルの日本大使館から」よりさらに一歩踏み込んだ内容が興味を引きます。帯封にも「知られざるその内幕」とのタイトルがついていますが、自宅軟禁状態にあった金大中氏とのやり取り、中曽根首相訪韓の裏話など、いままで公にあまりなっていなかった日韓外交の裏話が満載。まだそれでも日韓関係の舞台裏には何かあるような感じを受けましたが、1965年の日韓国交正常化からの日韓関係を知るにもいい一冊ではないかと思います。この後も続編として、もうちょっと踏み込んだ日韓関係の話が語られないかなあと期待しているわたくしめでした。