韓国ソウル便り 私の韓国レポート番外編

2017/06/07(水)11:10

韓国の良識ある人を悩ます異常な精神の蔓延

「旭日旗」ハンバーガー包装?…度が過ぎる反日情緒=韓国 昨日、私より年下の建設会社社長にホテルのロビーで会った。お金のある建設会社社長と聞いていて、自分なりのイメージがあったのだが、イメージとは正反対の人だった。 腰が低く、知的で意欲的で明るく礼儀正しい。 ソウル大学の理系出身で塾の先生や進学塾事業をした経歴があるらしい。そこから建設会社へ。社会的に意味のある建設企画を常に考えている。 彼は真っ当な良識派だ。 上記のリンクは韓国経済新聞の記事。韓国の反日的クレームが異常ではないかという良記事。 度々出てくる旭日旗論争は過度な民族主義と民族主義的コンプレックスという複雑な情緒が出発点だ。ある文化評論家は「カニのデザインから旭日旗を連想するのはナンセンス」とし「民族主義に傾倒した常軌を逸する嫌日」と述べた。李栄薫(イ・ヨンフン)ソウル大名誉教授は「いつもそうであるように旭日旗論争も日本に対して抱いている一種のコンプレックスの働き」と診断した。  反日・嫌日情緒は思想と表現の自由を脅かす危険なレベルまで進化中という評価だ。 当たり前といえば、当たり前の主張だが、今までは言論空間の歪みは良識派を悩ませていた。韓国では良識的な記事すらある種批判の対象になる。ネット空間にも歪みは侵食している。ここで何度も書いたように政治的なポピュリズムがその歪みを煽ってきたし、民衆の不満は自ら市民権を得られる反日の主張で大いに鬱憤を晴らすという病的事態にある。 負のエネルギーから正しい建設は行われない。破壊的不満が渦巻いていては国家は発展しないのだ。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る