芦屋‘庶民派’「至福」ライフ

兵庫県の北部、豊岡にある「兵庫県立コウノトリの郷公園」に行って来ました。
http://www.stork.u-hyogo.ac.jp/

新聞などでも詳しく報道されたことですので、9月30日に行われた
「放鳥」については上記ホームページを参照していただくとしましょう。

さて、私たちは今日、初めてこの「コウノトリの郷公園」を訪れました。
豊岡という土地を通過する形で訪れることはこれまでも何度かあり
この公園のことも認識しては居たのですが、未訪問でした。
「ケージに入った鳥を見てもなあ・・」という気持ちがあったのでしょう。

しかし、放鳥を知ってからは、「一度、豊岡にコウノトリを見に行きたいなあ」
と、強く思うようになっていました。
そこで、ちょうど先日、テレビで知ったのが「特別公開」というイベント。

コウノトリの郷公園特別公開

開園6周年を記念して，日頃，非公開としているコウノトリ野生化ゾーンを一般公開します．
この機会に，繁殖ケージのコウノトリをご覧下さい．

期日：平成17年11月3日（木）～5日（土）
時間：午前10:00～午後3:00

この機会を逃す手はありません。
４日は仕事。５日は天気予報が今一つ。ということで
一も二もなく１１月３日（祝）に決定しました。

6時過ぎに家を出発し、阪神高速＞第二神明＞加古川バイパス＞姫路バイパス
を経由して播但道に入りました。この時点で時刻はまだ７時過ぎ。
一般道に降り、朝ご飯を播磨名物（？）「たいこ弁当」で食べてから
また播但道を利用して和田山から豊岡へ。現地到着は10時30分頃でした。

駐車場（無料）には観光バスも混じり、大盛況。農産物の朝市も出ています。
早速、望遠鏡と三脚を担いで公園に入ります（入場も無料でした）
まず、公園の案内パンフレットを受け取り、すぐに目に入ったのが
展示施設「コウノピア」に隣接する「公開ゲージ」です。

棚田を利用して作られ、上空の網がない「オープンエアー」。
周囲にはエサを狙う青サギが数羽（笑）
解説の女性によると、放鳥後もここにご飯を食べに来るコウノトリが居て
今日も２羽ほど混じっているとのことでした。

とりあえずこのゲージでコウノトリが居る。という現実に慣れたところで
本日の目玉、非公開ゾーンに突入です。歩いて５分ほどで
棚田がゆったりと広がる谷間に到着。さきほどと同様の公開ゲージがひとつ
（ここは普段でも「展望コーナー」から望遠鏡で見られます。

さらに奥にあるのが、特別公開の対象である
上空にも網を張った「馴化ゲージ」と「繁殖ゲージ」でした。

と、そこへ上空から一羽のコウノトリが！！　感動です！
その飛ぶ姿。でかい、かっこいい、キレイ！！

目で追って行くと、さらに奥にある繁殖ゲージの方向へ。
もちろん、私たちもそちらに移動します。

報道のカメラマン、テレビカメラも数台。係の人が言うには
ドーム型のゲージ裏に降りてくつろいでいる、とのこと。
早速、望遠鏡の三脚をセットして観察開始です。

ピントを合わすと足輪が良く見えます。
黒いナンバー入りの輪の上に赤い輪。
反対の足には上から「黄青黒」の輪。
個体番号J0290
2000年生まれ、５才のオスでした。

しばらく観察していましたが、なかなか飛んでくれず、
諦めて公開ゾーンの方へ戻っていると、頭上を通過。
なんとか羽ばたく姿をカメラにおさめることができました。

最後には公開ゾーンからも２羽が飛んで来て、３羽がフツーの
田んぼの中に３羽たたずむ姿が見られたのはラッキーでした。

最後に公開ゲージで間近にコウノトリを見（目の前10mくらい）
資料館で卵と、羽根（キレイでした）などを見て、公園を後にしました。

時計を見ると、あっというまに３時間が経過していました。
みなさんも「城崎温泉」や「日本海に海水浴」「出石」などに
お出かけの際には、是非。コウノトリたちを見に来てください。