芦屋‘庶民派’「至福」ライフ

2007/02/21(水)12:14

美術館3軒(?)はしご@東京

ちょっと旅行(25)

夫婦で東京に来ています。宿はすでに定宿になりつつある 「旅館 観月」さん。 残念ながら、朝から雨模様ですが、それでも露天風呂は外せません(笑) しっかり温まってから、雨の東京に出発です。 ちょうど宿を出る時間に「東京マラソン」のスタートの号砲が。 今日の第一目的地は皇居の北にある「東京国立近代美術館」 最寄の地下鉄の駅を下り、地上に出ると、そこはまさに 「マラソンランナーが続々とやってくる」光景が。 うーん、エエもんですねえ。 今日、お目当ての展示は、そこで開催されている 「柳宗理-生活のなかのデザイン展」 常設展示場の一角を、という企画だったので、とりあえず4階からスタートして 近代日本絵画の歴史をたどり、柳宗理の展示室に到着です。 でも、4階、3階と下る中にあった二枚の東山魁夷の絵は圧巻でした。 やっぱ、すごいっす。 で、柳宗理。うーむ、これもしぶい展示だ。 こういう機会でも無いと見られないものがいっぱい! 中でも木工関係が、個人的にはすごいなあ。。と。 もちろん、お気に入りの出西窯の製品もうれしかったです。 はあ。と、満足して駅に戻ると、すでにマラソンのための交通規制は 解かれていました。コース前半だったんですね、このあたりは。 そして、雨もだいぶ小降りに。もうすぐあがりそうです。 この後、夕方までは美術館とは関係ない東京の街を楽しみ、 午後3時過ぎに上野から出発したのが、青山方面です。 そう、今、この時期に青山方面で美術館といえば、、、 「国立新美術館」です! 地下鉄の駅から、エスカレーターを上ると、そのまま 建物の中に入ってしまいました。 が、この建物、本当にかっこいいっす。中から見ても、かっこいい! (えらそうに言ってますが、来るまでどんな美術館か知らんかった(笑) ここのお目当ては「黒川紀章展」です。 この美術館も彼の設計ですが、それに関連しての展示です。 しかし、この展示。建物の天井の高さを生かした 圧倒されるようなスケールでした(今思えば。。。) なにせ、建物のすごさに圧倒されてしまって 展示場も、そして展示内容も、すごかったのに。 なんだか「ふーん、すごいねえ」程度で出てきてしまった。 もったいなかったか? でも、ここも何とか切り上げて先に進まねばなりません。 4時45分に外に出て。。。ここで建物の外観に釘付けですわ。 夕日に照らされた、有機的なカーブを描くガラスの外壁。 美しいです。どうにも。 写真に撮ろうとするんだけど、まったく思うように撮影できません。 仕方ないので、まぶたに刻んで、建物を後にすることにしました。 さあ。もう5時を回っています。時間がありません。 ここからさらにもう一軒、美術館に行こうと言うんです。 目指すは「岡本太郎美術館」 起伏の多い街を、なかば迷いながら必死で歩くこと25分。 受付終了ぎりぎりになんとか滑り込み □ _( -"-)_ セーフ! です。 いやあ、ここはエエっす。なんとも言えん空気が 建物全体にみなぎっておりますですよ。庭もエエし。 閉館ぎりぎりまで粘って、粘って、全身で満喫しやした。 さあ、これで美術館めぐりは終了です。 でも、アートな時間は、もう少し続きます。 次なる目的地は「表参道ヒルズ」 こちらも有名な建築家、安藤忠雄氏の建築であり、なによりその 複合的で生き生きとした空間そのものが評判です。 オープン前のドキュメント番組を見た記憶が残っているくらい 気になっていた建物。 なので、けっこう「どきどき」しながら、店に入って行きました。 昔のマンションのデザインを残している部分も良いのですが それよりも個人的には新館の空間演出が気に入りました。 三角形の吹き抜け構造で、なおかつゆるやかな螺旋状に構成された街。 店舗のカラーも良く計算された配置になっていて とても自然に、すべての店をウィンドーショッピングすることに。 で、ふと気になったのが「ビブラフォン ソロ」のBGM いや、好きなんですよ。ビブラフォンの音。 しかもその「ソロ」の曲を流すなんて、素晴らしい感性や、、、 と、思っていると、曲が終わったところで聞こえてきた拍手 うひゃー。生演奏でした。プロのビブラフォン奏者ですよ。この音は。 ここからのウィンドーショッピングは、さらに気分爽快。 目で店を見て、商品を触ってみて、店員さんとしゃべって でも耳の半分以上はビブラフォンに釘付け。。 こんな楽しいショッピングは、生まれて初めてです。 曲が終わると、歩きながら拍手したりして。。ちょっとづつ 彼の演奏する1階のフロアに接近してきて、、演奏する手元を 真上から見たりして、、わくわくです。 そして、約30分の演奏が終わったとき、ちょうど私たちは 彼の真上、わずか数メートルの場所まで移動して来ていました。 曲の雰囲気も、彼のあいさつも「この曲で終わりだよ」と告げています。 とても気持ちよかったので「ありがとうございました」ということばが 自然と口から出ていました。 ここでやっと演奏者の名前がわかりました。「大井貴司」さん。 まさに日本を代表するプレイヤーさんでした。 なんという幸運。感激です! こうして、私たちの「アートな一日」は終わりを告げました。 しかし、同じ一日の中に「ディープな一日」が、混ざりこんでいたのですが それはわざと省いてみました。 ディープな東京の一日編、は、また別の日の日記に書くことにしましょ。

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