芦屋‘庶民派’「至福」ライフ

2007/11/05(月)23:59

「袋とじ」を開けるのって、こんなにドキドキだったのね!

美味しいもの、好きです。 自分で作るのもだけど、美味しいお店に出会って 本当に美味しい料理に出会えたとき、それは感動体験ですよね。 ただ、美味しい店を自力で探すのってなかなか大変なことで、 普段の自分のテリトリーでない場所の店なんて、 放っておいたら一生知らないままで終わっちゃいます。 でも、そんなの悔しいので、雑誌を読んだり テレビや新聞での紹介を一生懸命憶えたり ネットでの書き込みをチェックしたり、するんですよね。 ただ、そんな中でもテレビで紹介された店っていうと いきなり「大行列」になっちゃったりして とてもじゃないけど、落ち着いて訪れるような風にはならないわけで 実際には「使えない」っていうケースがとても多いっす。 それどころか、放映翌日から一見客が溢れ返り 紹介されたメニューだけが異様に注文され そして、一度食べたらそれで満足して二度と来ない。 さらに混雑を嫌って元々お店に着いてた客は逃げる。 そんな「紹介された店は不幸に」なってしまうことも 決して珍しいことでは無いと、言われます。 そんな「お店紹介」って、どうなんだろう。。。。 という問題を回避しつつ、それでも店は紹介する。 それが大阪の朝日放送の「ムーブ!」という情報番組の中で 週1回放送されている「知られてたまるか」というコーナー。 なんです。 この「グルメ紹介」コーナー。 まず、一回の放映で紹介されるのは一軒だけ。 そして、ほぼ必ず、お酒が入っての取材で 店の電話番号は、絶対に秘密。。。 どころか、「店名」も「場所」も、全部秘密! そんなことで、番組として成立するのか? するんですよ、人気もあるんですよ。 平日昼間の番組なので、めったに見れませんが 何かの加減で見れたりすると、すっげえ必死で 見てしまうんですよねえ。これが。 で、この無茶な「グルメガイド番組」が 本になっちゃったんですよ。 「勝谷誠彦の知られてたまるか!」 これが、そう。 でも、本になっても、店の名前も場所も秘密なの? ですよねえ。そんな本、誰が買うの?って。 そこが、まあ、絶妙なんですよ。 このグルメ本。本紙の方は、番組どおり 「店の名前」すら、やっぱり秘密。 でも、、、 巻末についてるんですよ。「袋とじ」の 「店名、電話番号、住所、地図」が。 そうなんです。「買わなきゃ知ることができない」 そういう、グルメガイドなんです。すっげえ!っす。 で、ですね。私、この本を、発売とほぼ同時にゲット、 したのです。10月のはじめに。 読みましたよ、鼻血出そうになりながら 目を皿のようにして、食入るように、何度も何度も。 でもね、もったいなくって、袋とじを、なかなか あけることができなかったんですよ。 もちろん「すぐに食べに行こう」と思うなら、 すぐに袋とじを開けるのが本筋なんでしょうが 幸か不幸か、そんなに急いで食べに行くということではなく 「一生モノになるエエ店を、少しでも増やしたい」ということで 店の場所ではなく、店の特徴、雰囲気、料理、価格。。。 これらから判断して「一番行きたいのはどの店か」を 自分の中で決めてから、その店の情報を知ろう、と。 で、自分の中で十分に「ここの情報が知りたい!」 という順序付けができてきたので、、、晴れて袋とじを 本日、オープンさせていただきました!!!! どきどきですよ。ほんとに。 というか、袋とじをあけるまで、この一ヶ月弱の間 どれほど楽しませてもらったことか。むむむ。。 店名も知らない、ドコにあるかも知らない。 でも、看板メニューや、店の特徴、方針などは ほぼ暗記してしまいそうに頭に入っている。 それが、どれほどわくわくすることなのか。ってこと。 この本で取り上げられているのは、大阪と兵庫のお店だけ なので、他のエリアの人には意味が無い本です。 が、それでも楽しめるくらいに、濃い紹介内容なのは やはり「放送では秘密」であり「買わなきゃ知れない」という 「店のエッセンスを紹介する」というスタイルが素晴らしいからです。 そして、大阪、兵庫に住む、「旨いもん好き」な人。 この本ね、本当に値打ちでっせ! 是非、買いなはれ。そして、「もう、辛抱できん!」 ってなるまで、袋とじ、開けたらあきませんよ(笑)

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