040906 ランダム
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最近、涙した話・・・

最近、涙した話・・・。 ---JR福知山線 脱線事故の新聞記事から---


「翌日の遠足のお弁当を楽しみに 母親の帰りを待ち続けた小2の長男」

 兵庫県川西市の杉山恭枝(やすえ)さん(34)は 25日、大阪市北区の会社への出勤途中に事故にあった。
幼稚園の長女 碧惟(あおい)ちゃん(4) 小2の長男 広樹(ひろき)君(8)との3人暮らし。
夫が中国に単身赴任したのをきっかけに母(67)が住む川西市に引っ越した。
「自分もしっかり働いて家族を支えたい」
…と1年ほど前から働きに出ていた。
つい最近、広樹君の8歳の誕生日を祝ったばかりだった。
いつもなら 午後4時半ごろ帰宅する恭枝さんを 広樹君は待ち続けた。
翌日の26日は、広樹君は小学校の遠足で神戸市須磨区の水族館に行くことになっていた。
「お弁当をつくってくれるはずなのに」
…と気にかけていたという。
恭枝さんの母、池田光代さんのもとに死亡の連絡が入ったのは25日午後6時ごろ。
「ママ遅いね」と心配する広樹君に光代さんは
「仕事で遅くなるんだって」と話した。
 26日、広樹君は遠足へ、碧惟ちゃんは幼稚園へと出かけた。
光代さんは「帰ってきてからきちんと伝えなければいけない。でも、ママ、ママとあんなになついていた子に
何と話していいのかわからない」と目を真っ赤にして涙ぐんだ。

2人は事故があった日以来、ずっと家にいます。
葬式では、碧惟ちゃんが母親の亡くなったことが分からなかったらしく
「ママは眠っているの?」
「いつ起きるの」
と言っては周囲の涙を誘っていた。
しばらくすると母親が亡くなったことが分かるようになり
遺影のある部屋には「ママを思い出すから、ここには来ない」と寄りつかなくなった。
元々、甘えん坊で、仕事から帰って来た恭枝にべったりとくっついていたような子。
それでも最近は、私が涙を流していると「泣かないで」って……。
広樹ちゃんは毎朝、遺影に線香をあげています。
2人は恭枝さんの姉夫婦が引きとって育てることになりました。

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衝撃的な脱線事故から 5カ月が経とうとしてる。
最近では忘れ去られたかのように 事故関連のニュースはない。
テレビで映画のような衝撃的な映像が流れ 自分の目を疑った。
幼い2人の子供のことを考えて 目頭が熱くなった。
他人事ではない。私にも幼い2人の子供がいる。
子供たちに一度だけ聞いたことがあります。
「事故とかで お父さんが死んだらどうする?」
4歳の息子は「やだっ!! 絶対やだっ!!」
3歳の娘は「・・・・・。」 何も言わずに涙を浮かべていました。
2人を残して死ぬなんて 絶対出来ないことだなって思いました。
どんな感動小説よりも涙あふれるニュースでした。


この本にも杉山恭枝さんの家族の手記が書かれていました。
彼女のことが書かれていたことが この本を購入したことのキッカケになりました。
他にも 家族を突然なくされた家族のことが書かれています。

そして、遺されたもの


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