2007/08/24(金)11:59
スコットランドリーグ開幕
今季も日本が誇るファンタジスタ中村俊輔選手を追いたいと思います。
が、今季は出遅れてしまいスコットランドリーグは既に開幕してます。
開幕戦はホームにキルマーノックを迎えての対戦でした。
俊輔はアジア杯出場もあったせいか、後半18分から途中出場。
何度もあったFKやCKのキッカーを務めたが得点には結びつかず0-0のドロー。
試合後俊輔は「出たからには1点は取りたかった。でも次から。」とコメント。
英各紙が「俊輔ならあのFKは決められたはずだ」と報じるなど評価は辛かった。
続くリーグ2戦目ファルカークとのアウェー戦。
今季初の先発出場の俊輔が見せてくれました。
ファルカークに先制点を奪われ、オウンゴールで追い付いたものの、なかなか勝ち越せずに苦しんでいたセルティック。
それでも後半31分、巧みな個人技で相手DFをかわした俊輔がクロスを送ると、その流れから最後はミラーが決めてついに2対1と逆転に成功する。
「あそこはドリブルする必要はなかった。誰がどこにいるか分かるから見ないで上げた。」と。
そして見せ場は後半34分に訪れました。
セルティックがゴールほぼ正面の位置で直接FKを獲得すると、キッカーもちろん俊輔。
左足から強烈に放たれたボールは、GKの逆を突いてゴール右上隅に突き刺さり追加点。
本人のコメントは「GKが真ん中に立っていたから、ファーで上から降ってくるボールだとGKは触れないと思った。相手が戦意喪失する大事なゴールだった。」とコメント。
更に、さらにヘッセリンクのゴールも加えて、終わってみれば4対1の快勝を飾った。
試合後俊輔は「勝利に貢献できて良かった。まだ始まったばかりだから、これからもっと良い形が出てくると思う。」とコメント。
続いて行われた欧州チャンピオンズリーグ予選3回戦第1戦、アウエー行われたスパルタク・モスクワの対戦。
ここでも俊輔は見せてくれました。
前半21分、好パスで先制ゴールに絡みました。
DFケネディのフィードしたボールに俊輔が触り、右サイドのFWマクドナルドへスルーパス。
「初めて一緒にやった選手だけど、裏を狙っているのは分かった」と試合後振り返りました。
今季、新加入で初出場のマクドナルドが突破して中央へクロス。最後はMFハートリーがヘッドで先制ゴールを奪った。
しかし、チームは1-1のドローゲーム。
続き中3日で行われたアウエーでのアバディーン戦。
公式戦4試合連続出場した俊輔は、前半25分に先制を許したが、後半16分に今季加入したMFドナーティの移籍後初得点で同点に追いついた。
中村は後半13分に約20メートルの位置からバー直撃の直接FKを放つなど好機を演出。
更に、後半40分、左サイドの敵陣深くでDF1人をかわして中央にパス。ドナーティを経由して最後はミラーが右足でネットを揺らした。
決勝ゴールに絡み、3―1の逆転勝利に貢献した俊輔は「アウエーは難しい試合になるけど、うまく勝ち点を積みたい。」と意気込みをコメントしました。
サン紙はチーム最高となる7点を与えて「全ゴールに絡んだ」と評し、デイリー・レコード紙は「試合のゆくえを決めた」として、俊輔をこの試合のMVPに選んだ。
日本が誇る俊輔の快進撃がこれからも続きそうです。