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カテゴリ:好きな映画
二日目の今日は、香港映画「甜蜜蜜 ラブソング」を。 これは、香港映画には珍しい、切ないラブストーリーです。 ちなみに、これも「金枝玉葉」と同じくUFO製作の映画なんですが。 題名を直訳すると「蜜のように甘い」ですが、故テレサ・テンさんのラブソングの題名でもあります。 この歌とテレサ・テンさんが、この映画の中での重要なキーポイントになってるんですね。 映画の内容を一言で言うと、中国本土から香港ドリームを夢見てやってきた、李翹(レイキウ)(張曼玉 マギー・チャン)と小軍(シゥクアン)(黎明 レオン・ライ)の、10年愛です。 広州からやって来たレイキウは、広東語が話せますから直ぐに仕事を手に入れますが、天津からやって来たシゥクワンは、北京語しか話せず、マクドナルドでさえ雇ってもらえません。 そんな二人が偶然出会い、シャキシャキとしたレイキウは愚直なシゥクワンに、自分は香港人だと偽って上から目線で接し、利用したりあごで使ったりします。 彼には天津に婚約者がいる事を知っているレイキウですが、いつしかシゥクワンを大切な存在だと感じるようになり、彼もまた、少し遅れてそれに気づくのですね。 その後もいくつかの紆余曲折を経て、結局、離れ離れになる二人。 そして最後は、同じ街(ニューヨーク)にいる事をを知らない二人が、街角でテレサ・テンの訃報のニュースを、それぞれの感慨を持って聞き入ります。 そこに、神様がくれた小さな奇跡は・・。 私が好きな映画ですから、どんなエンディングかはお分かりでしょう。 この映画も香港留学中に見たのですが、広東語が出来ないと時給150円ほど(96年当時)のマックのアルバイトさえ出来ないのだなぁ・・と思った覚えがあります。 それから、香港人の中国本土人に対する意識も外国人ながら感じていましたから、二人の置かれている立場も、少しは分かりました。 でも、そう言った香港事情など考えず普通にラブストーリーとして見ても、いい映画だと思います。 特に、マギー・チャンが良いですわぁ。 彼女は確かイギリス育ちのはずですが、さすが女優、中国の田舎から来た野望溢れる逞しさも、恋に揺れる切なさも、見事に演じてました。 私の好きな香港映画ベスト3の内の一本です。お勧めです! 最後の最後に、二人の繋がりを示すエピソードがありますので、お見逃しなく。 1996年 香港映画 「ラブソング 甜蜜蜜」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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