SESAME AND GINGER

飛行機のパーソナルＴＶ（画面）に初めて私が出会えたのは、ヴァージンアトランテック航空だったと思います。
あまりにも昔で記憶が曖昧ですが、当時は４～５本の映画から選べるだけの機能だったはず。
それでも、みんなで一つの映画を前方のスクリーンで見ていたのに比べると、自分で選択出来るなんてなんて贅沢だろうと、文明の進化に感謝しました。

それが今では、自分の見たい時にちゃんと最初から見られ、一時停止や早送り等、家のＤＶＤプレイヤーと同じように使えるものまで有るんですもんね。使ったことは無いけど、コントローラーの裏面で、電話だって掛けられますし。凄いな、凄いな。

と言っても、未だパーソナルＴＶの付いていない機種も飛んでいますから、長時間の昼間フライトの場合などは、事前にチェックして出来るだけそれが付いている飛行機に乗るようにしています。

今回の台湾便は、飛行時間が短いので特に気にしてなかったのですが、行きも帰りもMAGIC- III（ＪＡＬのパーソナルＴＶのシステムで、多分一番新しい）だったので映画の選択肢も多く、久し振りに日本語字幕の香港映画も見られちゃいました。


でも、今日紹介するのはアメリカ映画「あなたは私の婿になる」。私の好きなラブコメです。

実は、映画館に見に行こうかな～と思っていたので、ここで見ることが出来て得した気分。
ただし、感想はと言うと、う～ん・・映画館に行かなくてよかったかな。
つまらなかった、とは言いませんが。

ラブコメは、「最初は反発しあっていた二人が、ふとした事で互いを見直し、次第に好きになっていく」って過程を、楽しむもんじゃないですか。
なのに、この映画はいつまでたってもラブが始まらないんです。最後まで「好きになっていく」エピソードが、ほとんど無いんですよ。
だから、二人の心の変化がわかんない。告白シーンを見ても、「あなた達、一体いつ、そんな気持ちになったのよ～！」と突っ込みたくなりました。

そうですねぇ。
どっちかって言うと、「家族愛」映画のような気がします。

休日の昼下がりに、ソファに横たわってＤＶＤでノンビリ見るには、いいと思います。



２００９年　アメリカ映画　「あなたは私の婿になる」