SESAME AND GINGER

香港には、色々美味しい香港スィーツが、ありますよね。
有名なものだと、マンゴープリン・ミルクプリン・エッグタルト、そうそう、忘れちゃいけない、豆腐花（トウフゥファー）もありました。

これらに比べると知名度は下がりますが、香港版「お汁粉・ぜんざい」類も、あるんですよん。

私が香港にいる頃によく食べたのは、紅白（ホンバッ）と言う、薄めの小豆ぜんざいの中に豆腐花が入っているもの。
銅鑼湾にあったこのお店は、友達から「アグネス・チャンのエッセーで読んだので、行ってみたいの」と誘われたのが、最初でした。

それから・・「お店のおじさんに、私が店に入った途端　“ホンバッ！”　と厨房に注文を出しながら、こちらを向いてニッと笑ってくれるぐらい」行きましたが、日本に帰って暫くした後、再訪してみると、お店のシャッターが閉められていました。

香港では、突然家賃を何倍にも値上げされ、仕方なく閉店するところが少なくないのですが、ここもそうだったのでしょうか。
お店が無くなっていると分かった時は、凄く悲しかったなぁ。

多分、他でも同じようなものが食べられるとは思いますが、メニューに紅白と載っているお店は、もう無いかもしれませんねぇ。


香港のぜんざい・お汁粉はバラエティ豊かで、小豆だけでなく緑豆やひよこ豆が入ったぜんざいや、杏仁や胡桃やゴマから作るトロミのある汁粉も食べられます。
他にも、日本人の感覚では考え付かない、ワカメや、ゆで卵が入ったものもありますけど。
日本でも有名な糖朝（尖沙咀・廣東道）で、そのいくつかは食べられるんじゃないのかな？

私は、上環や西環辺りをよくウロウロするので、アイランドパシフィックホテルそばの源記甜品専家に、時々お汁粉を食べに行きます。
ここは、派手さはありませんが一つ一つ丁寧に作られていて、隠れた人気店ですよん。
私のお気に入りは、黒芝麻糊（黒ゴマ汁粉）。


今回は、スーパーのウェルカム（恵康）でお土産にインスタントの黒芝麻糊を買ってみました。
何種類かあったので、奮発して一番高い（25.9ＨＫ＄・約３１０円）のを買ってみたのですが、う～ん・・正直、これはいま一つ・・かな。