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Gamer’s Diary

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2日目

東北旅行2日目 ~賽の河原へドライブツアー~


東北旅行2日目は、我々の旅行史上初めての機器を導入。その名はレンタカー。

ちなみに3人の運転歴は
・雪月花:免許取得後5年半で運転したのは会社の安全運転講習1度のみ
・Christopher:免許取得後1度もなし
・こじた:車は持っておらず、社有車を時折運転している
という惨憺たる状況。

その中ではもっともマシかと思われるこじた氏に我々の生殺与奪権を与え、蔵王の山道へと旅立ちました。
こじた氏も山道の運転経験はまるで無いと言っていましたが・・・・


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我々の意図を汲み取ってくれないカーナビと闘いながら、東北自動車道を抜け、国道をひた走り、いよいよ蔵王の山道へ突入。
蔵王エコーラインというドライブの名所が数十kmにわたり続きます。
ここからが本当の命がけの勝負です。

霧の蔵王

いきなりの深い霧で視界は最悪。
厳しいカーブが連続し、さらに後ろからは後続の車に煽られるという素人泣かせの状況。

それでもなんとかこじたが踏ん張りたどりついた先は・・・

賽の河原・・・

賽の河原

「賽の河原」
三途川の河原は「賽の河原」(さいのかわら)と呼ばれる(「賽の河原」と呼ばれる場所も、後述の恐山のものをはじめとして、日本各地に存在する)。賽の河原は、親に先立って死亡した子供がその親不孝の報いで苦を受ける場とされる。そのような子供たちが賽の河原で、親の供養のために積み石(ケアン)による塔を完成させると供養になると言うが、完成する前に鬼が来て塔を破壊し、再度や再々度塔を築いてもその繰り返しになってしまうという俗信がある。このことから「賽の河原」の語は、「報われない努力」「徒労」の意でも使用される。
・・・出展 wikipedia




ああ、俺達ついに死んでしまったのか・・・


と嘆いたわけは勿論無く、頭の中では某組曲の
「賽の河原に打ち捨てる・・・」
というフレーズがループしていました。

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何とか霧地帯を抜けた我々を待っていたのは、抜けるような青空。
というよりも霧だと思っていたのは雲だったのか?眼下には雲海が広がっています。

道も大分走り易くなり快適ドライブ。
蔵王の標高が高いところではまだスキーを楽しめるということもあり、あちこちに雪が残っています。
というよりも道路が雪の中を突き進んでいるという表現の方が適切か?

雪の壁

時折車を降りて雄大な景色を眺めたりしつつ、たどり着いたのは蔵王の一番の名物、蔵王のお釜。

・・・へ行くためのリフト乗り場。

リフトに乗るなんて何年ぶりなんだろう?
この飛翔感はたまらないですね。

お釜行リフト
↑ここから山形県


リフトを降りて雪が残ったごつごつとした道をしばし歩くと、そこに見えてきたのは蔵王のお釜。
なんでも昔の火口跡に水がたまってできたようで、日の光の当たり方により様々な不思議な色合いを見せてくれるとの触れ込み。
それを期待して見に行ったら・・・

凍ってる・・・(泣)

お釜と雲海


せっかくリフトに30分以上並んでここまで来たのに、これだけで戻るのは勿体無い・・・
ということで、しばらく尾根道を散歩。というよりも軽い登山か。
お釜周辺は人でごった返しているものの、我々の周りには殆どいません。

先日のレンタサイクルの件といい、このメンバーで旅行とか行くと、どうしてもこういうストイックな方向に寄っていってしまうんですよね(笑)

でも苦労して行き着いた先で素晴らしい景色に出会った時の達成感は格別なので、これでいいのかもしれません。


リフトで下に戻った後は、名物の玉こんにゃくを皆でほおばりました。
Christopherが鼻に串を刺し、こじたがピッコロ大魔王のごとく玉を吐き出しているような写真が取れたのですが、本人達の名誉を考えると晒すことはできません。
ご了承ください。

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お釜を後にした我々は、こじたの神経をすり減らしたエコーラインに別れを告げ、昼食と温泉目当てで蔵王温泉町へ。

さすがに日本有数の温泉郷のGWだけあって、人も車もたくさんいます。
車を止めて良さそうな温泉を吟味する余裕も無く、後ろの車に追われるようにふらふらと細い道を登っていき、行き着いた先は「源七の湯」。
もう探すのは面倒だし、とりあえずここに入ることにしました。

源七の湯

比較的こじんまりとしていて、硫黄の臭いはかなり強く、湯の花もかなり出ていて白く濁った、何だかとても温泉らしい温泉といった感じでした。
(あくまで私の中の温泉イメージからの感想です)

旅行後調べてみて分かったのですが、この「源七の湯」は蔵王の中では比較的有名な温泉のようです。
そしてそもそも蔵王には日帰り入浴ができる温泉があまり無く、この「源七の湯」は日帰り可能な貴重な温泉の一つだったのです。

何も調べずに偶然迷い込んだにしては、なかなか上手くいったようですね(笑)


ちなみに、近くには昼食をとれるような店はまったく無さそうだったので、昼食は湯上りのハーゲンダッツ。
至福のひととき。

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温泉で英気を養った我々は、蔵王を後にして仙台市内へ戻ります。
さすがに同じ山道をもう一度運転してもらうのは酷なので、帰りはそのまま山形側に山を下り、高速道路で帰ることに。

途中ではサービスエリアに寄り、蔵王牛のビーフコロッケとさくらんぼソフトを食べました。
山形ならこんなのあるかなぁ・・・と妄想していたら本当にあったさくらんぼソフトは、ソフトクリームの甘さとさくらんぼのほのかな酸味がベストマッチで美味。
東京じゃ見かけた覚えがありませんが、これは全国展開すべき商品です。

さくらんぼソフト


しかし思い返してみると、この日の昼食は玉こんにゃくにハーゲンダッツ(クッキー&クリーム)にビーフコロッケにさくらんぼソフト・・・

これも旅行の醍醐味(何)

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走り屋の血を目覚めさせたこじたの快走により、あっという間に仙台市内へ。
まだ夕飯にするには時間があったので、とりあえず青葉城址へ向かうことに。

仙台出身の知人から「青葉城址は全然面白くないから行かない方がいいよ」との評判を聞いていたので
私としてはあまり気乗りしていなかったのですが、歴史とかに興味があるほかの二人は結構行きたがっていたもので・・・


しかし駐車場待ち渋滞の先に待っていたのは、伊達政宗公の像だけでした。。。
残りは完全に商業化された陳腐な店ばかり。
青葉城は既に焼失して無いことは知っていたのですが、もうちょっとマシな見せ方があるってもんだろうと思わざるをえません。
かつて高校の修学旅行で立ち寄った平城京跡みたいに、野原に石垣やら門がぽつぽつと点在している、くらいの方がよほど趣があっていいですね。

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まぁそんな残念なこともありましたが、ドライブは楽しく終了。
何より生きて帰ってこれたことがめでたいです。


そして、夜は再び牛タンを食すために街へ繰り出しました。
今日行ったのは「利休」というお店。
今一番流行っている牛タンチェーンらしいのですが、果たして味の方はいかに??

利休の極

店内が暗かったということもあり若干ぼんやり写ってしまっていますが、この店の最上級の牛タンである「極」、求めていたのはまさにこの味でした。
昨年調布の某店で私の牛タン感を変えたあのレベルの味がそこにはありました。
一口一口かみ締めながら、至福の時間を感じていたのでした。


食後、明日の昼食はここ利休で再び「極」を食べるのか、それとも昨日行った伊達の牛タンで数量限定の未だ見ぬ芯タンを食べるのか、ということで意見が対立。
結局当事者二人のジャンケンにより芯タンに決まったのですが、この決断の結果は・・・3日目へ続く。



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