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   玩具






 兄さんと初めてラブホに入った。


 
 「ったくよ~。何でドコの宿もみんな満室なんだよっ」
 兄さんは不機嫌そうに言う。
 「まぁ、いいじゃない。結局は泊まれたんだし。」
 「でもよ、ラブホってありえねよ。しかも弟となんて。」
 兄さんはベットの上にゴロリと横になる。
 僕がふと横を見ると、いろいろ面白い物が目に飛び込んできた。
 「…ねーねー、兄さーん」
 「何だよっ」
 「コレ」
 僕はバイブを掴み、兄さんに投げる。
 「な…っ」 
 「やりたいと思わない?」
 僕は兄さんを仰向けにして、ベットに押さえつける。
 「やめろってっ!冗談じゃねぇよっ」
 兄さんは泣きそうになりながら言う。
 「でも、気持ちいいよ?」
 「知るかっ、そんなのっ」
 僕は兄さんのズボンを脱がし、パンツの上からバイブを当て、スイッチを入れる。
 すると、兄さんはビクンと体を震わせる。
 「…ホラ、いいでしょ?」
 兄さんは声を出さないように唇を噛んでいた。
 その姿は、とても健気で可愛かった。
 僕はもう少しきわどいトコロにバイブを当てる。
 「…っぁ」
 兄さんは小さく声を漏らした。
 「兄さん…可愛いね…」
 「バカ…っ」
 兄さんは僕に抱きつく。
 僕は兄さんのパンツを脱がし、バイブを中に入れる。
 「痛っ」
 兄さんは眉をしかめる。
 「ゴメン…痛かったよね」
 「…大丈夫…っ」
 僕は少しでも兄さんを楽にしてあげようと、兄さんの半勃ちのソレを上下に擦る。
 「やっ…ダメ…っ、あぁ…あっ」
 兄さんは僕の体をグッと抱き寄せる。
 そして、それから一分も経たないうちに、兄さんは吐精した。
 「アル…っ、それ…もう抜いてっ…やだよ…っ」
 兄さんは泣きそうになりながら僕に言う。
 しかし、僕はさらに奥までバイブを押し込め、振動を強くする。
 「んっ…ヤダっ…やっ、あぁっ」
 「兄さん、凄く色っぽくていいよ。」
 「そんなの…っ」
 僕は兄さんの中に入れたバイブを抜き差しする。
 「ふぁっ…アルぅっ、イっちゃうよぉ…っ」
 僕は兄さんのソレの根元をギュッと押さえる。
 「やっ…なんでっ」
 「…たまには少し我慢してみなよ。」
 「…っ」
 兄さんは初めのうちは我慢していたが、
 10分くらい経った頃には、僕に「イかせて欲しい」と泣いて頼んできた。
 「もっ…ヤダよっ…イかせてよぉ…」
 「ダメだよ、もう少し。」 
 「ヤダぁ…」
 兄さんは僕の背中に爪を立てる。
 僕は兄さんの足を思いっきり開く。
 「いい眺めだよ、兄さん。」
 「バカっ…恥ずかしいって…っ」
 兄さんのソコはかなりほぐれていた。
 「…もう一本入るかな……」
 「バッ…やめろよっ」
 僕は兄さんのゴムを取り、それで兄さんのソレの根元を縛る。
 そして、もう一本バイブを取りに行き、兄さんの中に入れる。
 「あっ…バカ…っ」
 「相変わらず淫乱だね、兄さんは。」
 僕は意地悪そうに兄さんに言う。
 兄さんは僕を睨み付ける。
 兄さんの、そんなトコロも可愛い。
 「…もぅ…イかせろよ…っ」
 「そんなにイきたいの?」
 「当たり前だろっ」 
 「……ダーメ」
 「っこの…っ」
 兄さんはさっきよりも怖い目つきで僕を睨む。
 「そんな怖い顔しないでよ。せっかくの可愛い顔が台無しじゃない。」
 「……っ///」
 兄さんは顔を真っ赤にする。
 本当、可愛い。
 「…もうそろそろイかせてあげるね、兄さん。」
 僕は兄さんのソレからゴムを取り、バイブをもう少し奥まで入れる。
 「あぁんっ…」
 兄さんは吐精した。


 「…ざけんなよ、アルっ」
 兄さんは怒ったように言う。
 「何が?」
 「何が?じゃねーよっ!なんでイかせてくれって言った時、イかせてくれなかったんだよっ」
 「なんだ、そんなことか。」
 「そんなことかじゃないっ」
 兄さんは今にも襲いかかってきそうなくらい興奮していた。
 「…あのね、兄さん。…兄さんってさ、いっつも我慢しないで、イきたい時にイっちゃうでしょ?
  …でも、それだとさ、もし他の人とヤった時も簡単にイっちゃうってことでしょ? 
  僕、兄さんが他の人の前でイくのって許せないから、少し兄さんの体に教え込んでみたんだよ。」
 「…まぁ…確かにそうだけどさ……でも、オレ、他の人とはヤらねぇって。」
 「本当~?兄さん危ないもん。」
 「なんでだよっ」
 「…だって、一人Hしちゃうくらい淫乱だし…」
 「それ言うなっ!!」
 兄さんは僕の頭をポンポン叩く。



 …この幸せな時間がいつまで続いてくれるのだろう……

 兄さんは本当に淫乱だから、ドコの誰とヤっちゃうかも分からない…
 もし、兄さんが他の人とヤって、そのことを僕が知ったら
 僕はキレるだろう…

 何もかも壊してしまうだろう


 兄さんとの人間関係まで


 全て


 本当に人なんて簡単に殺してしまえるだろう…



 そんな自分が時々怖くなる


 兄さんも殺してしまうんじゃないのかと


 大切な兄さんまで



 それに最近は無性にイライラする


 誰かに兄さんを取られてるような気がして…



 だから……









 大切な兄さんだけは…


 兄さんだけは殺したくない……



 たとえ自分の人格が崩壊しても………















                                         終わり。
















  後書き
 ……ショボっ!!
 さすが一日で考えただけはある。
 かなり訳分かりません。(自爆
 ってか、私の予定だと、次はロイが出て来るという設定だったのに…。
 おかしい…おかしいよ……。
 …マジで、精神安定剤使おうかしら。
 最近、かなり情緒不安定です。
 いきなりキレたり、怒ったり、大爆笑したり…。
 マジ精神科行こう…。
 頭も痛いし…。
 ぐはっ…。(吐血
 
 それではでは☆



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