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テーマ:聖教新聞を読んで・・・(256)
カテゴリ:新・人間革命
吉川美香子は、はつらつと、確信にあふれた声で訴えていった。
「心から他人の生命の痛みを分かち合おうとする時、そこには深い友情の絆が生まれます。そして、友を思う真心は、自ずから仏法対話となっていきます。いわば折伏は、友情の帰結であり、また、それによってさらに強い友情が育まれていきます。不信と猜疑の渦巻く現代社会を蘇生させゆくものは、確たる信条をもった、春風のごとき人間生命の交流です。この最高無二の希望と幸福の道を教えてくださったのが創価学会であり、山本先生です。私たち女子部は、『友の幸せのために、私はいかなる苦労も惜しまない。いな、それこそ私の最高の喜びである』と胸を張って、折伏・弘教の実践に邁進していこうではありませんか!」 さわやかな「はい!」という声が響き、共感と誓いの拍手が広がった。 山本伸一も、女子部の清純な決意を心から賞讃し、大拍手を送った。 日蓮大聖人は「女子は門をひら(開)く」(御書1566ページ)と仰せである。女子部の友情と仏法対話の広がりもまた、広宣流布の門を大きく開いていくにちがいない。 女子部時代に折伏に挑戦することは、仏法者として、自分の生き方の芯をつくり上げ、福運を積むうえで、極めて重要なことといえよう。 折伏は、すぐに実らないかもしれない。しかし、仏法を語り、下種をし、末長く友情を育んでいくならば、いつか、その人も信心に目覚める日が来るものだ。結果を焦る必要はない。 大事なことは、友の幸福を願う心だ。仏法を語る勇気だ。勇気が慈悲にかわるのである。 また、壮年、婦人は、広宣流布のために、青年を大切にし、徹底して応援し、その育成に全力を注がねばならない。 大聖人は、阿仏房・千日尼夫妻の子息が、立派な後継者に育った姿を喜ばれ、「子にすぎたる財なし」(同1322ページ)と讃えられた。広宣流布は、後継の青年をいかに育てるかに一切がかかっているのだ。 特に女子部の折伏、部員増加は、親の了解なども重要な課題となるだけに、壮年、婦人が責任をもって推進する必要がある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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