伝説の雨漏りハンター日記

2011/09/08(木)21:40

悟りの境地?

屋上防水について。(2)

平成23年9月2日(金曜日) <本日の工事進捗状況> 港区 Sビル 総合改修工事・・・・・・・・足場解体工程 青葉区 Yマンション 屋上防水工事・・・・・・・・雨天休工 品川区 Uさま邸 外壁塗装&雨漏り補修工事・・・・・・・・雨天休工 栄区 Oさま邸 屋上防水工事・・・・・・・・雨天休工 葛飾区 Aマンション 屋上防水工事・・・・・・・・雨天休工 江東区 Tビル 屋上防水工事・・・・・・・・雨天休工 相模原市 Kさま邸 外壁防水工事・・・・・・・・雨天休工 世田谷区 Aさま邸 外壁改修工事・・・・・・・・養生休工 現場の進捗状況は上記の通り。 足場解体以外の全ての現場が休工という実に困った状況。 全く工事が進まない。 完全に停滞モード。 いろんな事情があって、 一度決めた着工予定日を動かすことが出来ない現場もある。 なので、当然のように現場がラップしてくる。 天気のことなので、ある程度は対応できるように余裕をもっているのだが、 ここまでおかしな天気が続くと、そろそろ想定の範囲を越えてくる。 さて、どうしたものか。。。 こんな感じで、 天気に左右される商売を長年やっていると、 達観するというか、諦観するというか、 悟りを開くというレベルには全くほど遠いんだけど、 良い意味での『諦めの境地』というような感覚が自然に身についてくる。 所詮お天道様には勝てないんだから。 と、ある種の達観モードだ。 なので、 今週後半のように、 多少天気に振り回されることがあっても、 そのことで一喜一憂することはない。 天気予報なんて当たる時もあれば当たらない時もある。 外れる天気予報に腹を立てたところで何の意味もないのだ。 とは言え、 屋上防水工事の場合は、 天気予報にかなり神経質にならざるを得ない。 特にウレタン防水。 ウレタンを流して硬化する前に雨に打たれたらもう最悪だ。 いや、それはまだいい。 もう一度やり直せばいいのだから。 材料費や手間など余計な出費が全て持ち出しになるけど、 それは自分が損するだけのこと。 お客様に迷惑を掛けることはないのだからまだいい。 やばいのが、 既存シート防水撤去する工事。 もし仮防水する前に雨に打たれたら・・・・・・・・ 考えるだけでもゾッとする。 雨漏りを防ぐための工事なのに、 逆に工事が原因で雨漏りを起こしてしまうことになりかねない。 そんなことを考えると、 やはり、微妙な天気の場合は慎重に判断せざるをえない。 屋上防水工事において、 微妙な天気におけるチャレンジは蛮勇になる可能性が高いのだ。 朝6時の天気予報で降水確率が30%~40%。 悩んだ末に現場を中止にする。 だが、全く雨が降らないどころかカラッとした晴天になる。 『あーあ、やれば良かった』という後悔。 逆に、 悩んだ末にチャレンジ気味で工事を決行する。 ところが、途中で雨に打たれてその日やった工事は全てパー。 『あーあ、やらなければ良かった』という後悔。 少なくとも屋上防水工事に限って言えば、 同じ後悔するなら『やれば良かった』という後悔のほうが良い。 『やらなきゃ良かった』という後悔は、 取り返しの付かない後悔になる可能性が高いからだ。 慎重な判断を心がけるべきだろう。 と言いながらも、 昨日今日のように、 雨が降ると思って現場を中止にしたのに、 その後、スカっと晴れてしまうと、 本当にめちゃくちゃ損した気分になる。 心の底から損した気分になる。 空に向かって『なんなんだよー!』と叫びたくなる。 非常に腹立たしい気分になるのだ。 ん? ついさっき、達観だとか諦観だとか書いてなかったっけか? 俺?(笑) うーん、まだまだまだまだ未熟者のようですな。(苦笑)

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