雨漏り被害にあったら--------その3
このテーマの前回「雨漏り被害にあったら--------その2」で、※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※今日の一言・・・・・・・・「餅は餅屋」でも、美味しい餅屋もあれば、不味い餅屋もあるからなあ・・・・・・・・・・・・・うーん、じゃ次回は「美味しい餅屋」の見分け方でも書くとするか。※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※と、終わっていたので、今回はその続き・・・・・・・・美味しい餅屋、つまり「いい業者さん」に見分け方について書こうとおもう。ただ、これから書くことは、あくまでも「見分けるコツ」にすぎないので、一つの目安というか、沢山ある判断基準の中の一つとして考えて頂きたい。最終的には、皆さん自身が「大切な自分の建物」を守るために、対象となる業者さんの施工実績や経験年数、態度、人柄、説明内容など様々な情報を収集し、しっかりと冷静に判断することが何よりも大切。特に「説明内容」に納得出来るか、どうか?は、とても重要。雨漏りの原因究明に必要な「推理力」と「論理的思考能力」は、お客様に自分の推論を説明する際の「説明力」と、かなり重なる部分があるので。では、本題、「雨漏り補修におけるいい業者さんの見分け方」について。我々が使う言葉の中に「雨仕舞い」という言葉がある。一般の辞書を引くと、※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※雨水が建物の内部に浸入したり漏ったりするのを防ぐこと、または防ぐための施工方法のこと。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※と、書いてあるが、建築実用語辞典では、上に加えて※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※全体の形状、部材あるいは異なる材種の取り合い、部材の端部などの納まりなどについて、「雨仕舞いが悪い」などと使われる。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※という説明がされている。同じような場面で使われる「雨仕舞い」とは別の言葉に、一般にもなじみのある「防水」という言葉がある。辞書で引くと※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※(1)水がしみとおるのをふせぐこと。また、防水加工してあること。 「―してあるヤッケ」「―着」(2)出水をふせぐこと。水の流入をふせぐこと。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※と書いてあるが、建築に限定したうえで、もう少し専門的な表現をすると、※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※「不透水性の材料の連続面を形成して水を透過させない」工法。大きくは、メンブレン防水とシーリング防水に分けられる。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※という説明が適切だろう。雨漏り補修業者として最低限の知識があるか、どうか?は、この「雨仕舞い」と「防水」の違いを理解しているか?で判断出来る。ま、雨漏りに取り組む者であれば、当然の知識であり、それを理解せずして雨漏りを解決することは不可能なのだが、実際の現場では、それを全く知らない者、言葉では知っていても本筋を理解していない者、が、非常に多くみられる。悲しいかな、それが建設業界の現実なのだ。特に参入障壁が低いリフォーム業界においては、そういう「低レベル」の営業マンや現場監督が跋扈している現状がある。なので、雨漏りを見に来た業者さんが、万一、「雨仕舞い」と「防水」という言葉を知らなかったり、その言葉を理解していなかったり、お客様にわかるように上手に説明出来なかったりしたら、その業者には絶対に雨漏り調査や補修を依頼してはならない。間違いなく雨漏りを止められないだろうし、下手したら、悪化させたり、全く別の問題を新たに追加してしまうことになる。つまり、この「雨仕舞い」と「防水」について業者さんに質問するだけで、とりあえず「駄目な業者」を排除することだけは可能だ。つまり、「最悪の失敗」や「大失敗」は防げることになる。雨漏りの業者を探している方は、是非、お試しください。ちなみに「雨仕舞い」と「防水」の違いについて、ここで、一般の方にも、すっごく分かり易く簡単な説明をしようと思ったのだが、いろんな業者さんが見てる可能性があるので、あえてここには書かないことにした。なので、一般ユーザーの方で、(実際に雨漏りでお困りの方に限定します)自衛のため、是非その説明を聞いておきたい。という方は、メールにてお気軽に問い合わせください。誰にでも一発で理解出来るようにご説明いたします。んで、今日の結論。「雨仕舞い」と「防水」の違いを知らずに雨漏りは解決出来ない。そういう業者は、雨漏りに取り組む資格すら無い。今日の一言・・・・・・・・「巧言令色」そういう低レベル業者に限って、口が上手く、人当たりが良いので要注意。でも、いくら喋るのが上手くても「知らないこと」は喋れませんから。残念。(波多陽区風に・・・・古いよ!笑)