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カテゴリ:尺八の練習
●友人から「日本聖公会第二十五回総会採用古今聖歌集」
という本をいただきました。 イギリスの全寮制中学にいたとき使っていたのだそうです。 12センチ×17センチくらい。 黒地で背表紙には「HYMNS」、表紙には十字架と「●● School」 という文字が金色で入れてあります。 はっきりいって、 カッコイイ!!! なぜこの本を私にくれたかというと、 実は後輩にオルガンを弾いて頂いたときに 私が「聖歌で一つだけ知っているのがある」といったものの 歌詞もメロディーも思い出せず、 あとから 「ドー(1.5拍)ドレドラソ(以上すべて半拍)ファー(2拍) レー(2拍) ドー(1.5)ファラファドラ(以上半拍)ソ(4拍)」 みたいな出だしで、 歌詞が「いつくしきふたり ともなるえすわ」とかそんな感じ だということだけ思い出したので、 何人かにきいてまわっていたからです。 みんな「聴いたことはあるけど歌詞は知らない」 とのことで、 迷宮入りしていたのですが、 今回いただいた聖歌集は 出だしの歌詞で索引がひけるようになっていた! すぐ見つけることができました。 歌詞は「いつくしみふかき ともなるイエスは」 で、音は「ドー(1.5拍)ドレドラファ(以上すべて半拍)ファー(2拍) レー(2拍) ドー(1.5)ファラファドラ(以上半拍)ソ(4拍)」 でした。 「WHAT A FRIEND Charles C. Converse, 1868」 と書いてあります。 なぜ私がこの歌を知ったかというと アニメ「スプーンおばさん」(NHK。スタジオぴえろ製作)で、 村の教会のオルガニストの話がでてきたからです。 オルガニストといってもただの村人ですから スプーンおばさんとも友達で、 スプーンおばさんは彼女のことを 「オルガンが弾けていいわねぇ」とうらやましがる。 ところが そのオルガニスト、ミサの途中に ネズミを見て気絶してしまいます。 そこで、小さくなったスプーンおばさんとネズミたちは、 楽譜を実ながら鍵盤の上を跳んだりはねたりして、 そのオルガニストの代わりに聖歌を弾く…… そこで弾かれたのがこの「WHAT A FRIEND」でした。 はじめは普通に静かに弾くのですが、 いたずらっ気を起こしたスプーンおばさんとネズミたちは、 途中からテンポをはやくして 「WHAT A FRIEND」POPS調にアレンジしはじめます。 村人たちや神父さんもいぶかしがりながらも最後には ノリノリで歌ってしまう……という内容でした。 POPSアレンジも結構おもしろかった。 というわけで長年のもやもやが解け、満足です。 今度は弾いてもらえる! 心は賛美に満ちて クリスマス聖歌集 仏教保育聖歌集改訂版 ●POPSピアノばかり弾いていると、 クラシックが弾けなくなるらしい。 バッハばかり弾いていると、ベートーベンが弾きにくくなるらしい。 簡単な曲でも。 次はこういう音がくるだろうな、という予測がはずれるらしい。 なるほど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年09月07日 10時55分41秒
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