阪大入試の出題・採点誤り②
阪大の入試に関する続報があったようだ。平成29年度大阪大学一般入試(前期日程)等の理科(物理)における出題及び採点の誤りについて【1月12日追記あり】追加された開設を見ると、壁での反射モードの設定ミスではなく、音叉の振動する形態(モード)が設問によって異なったいたためとなっている。具体的には問1~3では逆位相モード、問4では振動モードを特定しておらず、問5では同位相モードを想定していたらしい。これで筋が通っていると思っているんだろうか。仮に本気でこのストーリーで問題を作成したのであれば、出題者は物理学以前に論理力に致命的な問題を抱えた方だと予測する。前回述べた、「壁での音の反射形態を見誤っていました」という説明では最初の正答は不正解としなければならなくなるため、上記のような破綻した論理をひねり出したのであろう。不正解→正解 によって 不合格→合格 となるのはまだ許容される可能性があるが、正解→不正解 によって 合格→不合格 となるのはさすがに許容されないと判断したんだろう。