★不治の病は治せるの?★

2010/06/04(金)03:14

成年後見人問題。

認知症(104)

一般家庭にとって、裁判所に行ったり、法的手続きをするということはあまりなじみないことだと思います。 しかし身内がある時、「認知症」などの病気になってしまい、判断力が低下してしまった時、本人に代わって財産を管理したり、物事を決定する「成年後見人」が必要になります。 どうすれば「成年後見人」の申請が出来るのか 「成年後見人」は、家庭裁判所の審判によって決定されますが、色々揃える書類も多く、普段なじみのない手続きの上、医師に鑑定書を記入してもらったり書類を揃えるだけでも大変です。 「成年後見人」の問題は、手続きが面倒とかそういうことではなく、 「誰が成年後見人になるのか」 で結構揉めます。 何故かというと、 「お金の問題」 が絡んでくるからです。 貯蓄がある人の後見人であればなおさらです。 例えば、自分の母が認知症になったとします。 そうすると当然、夫は伴侶である自分がなるべきだと主張します。 被後見人である母よりも、父が年上の場合、実際は、父が「成年後見人」になれる可能性は低いです。 何故かというと、長い目でみると、年上の後見人の方が先に亡くなってしまう可能性があり、裁判所は、「成年後見人」として適当な人を選定しなければならないので、該当しない場合が多いのです。 そしたら次に長男。 家を将来継いでいく人だからと主張します。 そこへ長女が、 「長男は仕事で母の介護はあまりしていない。 実際母を1番よく看ているのは私」 と主張します。 実際、買い物が出来ない母に代わって長女が買い物で一番家族で出費しているかもしれません。 その他にも、「夫婦別産制」、例え夫婦であっても、自分で稼いだ分は自分の財産として保護されるというという法律も適用してきます。 そうだとすると、たとえ妻の為であっても夫は妻の財産を勝手に使うことは出来ないのです。 法律のことで困った時どうすればよいでしょうか 私が利用しているのは、全国にある「法テラス」。 弁護士にいきなりこういう話を持っていけば、1時間もたたないうちに、最低でも1万円以上の相談料をお支払いしなくてはならなくなります。 といっても、家庭のこのような重い話を知人や友人に相談することも難しいです。 この「法テラス」。 電話だと通話料のみの負担。 「やっぱり電話ではちょっと・・・。会って相談したい。」 という方は、事前予約をとればよいです(もちろんこちらも無料)。 司法書士さんが、真摯に相談に乗ってくれます。 特に法律のこと、解釈のこと、現在、問題点が発生しているなら、是非利用することをオススメします。 家族の中の誰であっても病に倒れることは不幸なこと。 そのことをきっかけに家族がいがみ合うのはもっと不幸なこと。 穏やかで平和な環境は、家族皆にとっての幸せなのです。 いつもご覧くださりありがとうございます ●医学    2位 ●統合医療  9位 ●認知症  45位 にほんブログ村 にほんブログ村

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