2010/06/30(水)02:40
向精神薬多量投与の規制。
医療機関で処方された向精神薬による自殺者が増加している問題について、長妻厚生労働省は29日、過量投与による自殺や自殺未遂を防ぐ対策に乗り出すことを表明。8月中に具体案をまとめる見通し。
長妻厚労省は、
「われわれもうつ病などに対する薬漬け医療に問題意識を持っている」
と述べた。
1回の処方量を14日分に限定していた向精神薬の一部が08年度診療報酬改定で30日に緩和されたことで患者が薬をため込みやすくなったことが問題として指摘されている。
この問題を巡って医療機関が向精神薬を処方する際に自殺の可能性のある患者には長期、多量投与を避けるよう厚労省は日本医師会や関係団体、自治体に通知する。
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この記事を読んで本当に自殺者は減るのか?正直疑問に思いました。
疑問1
自殺の可能性のある患者と自殺の可能性のない患者の明確な基準は何なのか
疑問2
向精神薬の一部が14日から30日に緩和されたことで、患者が多量の薬を所有していることを指摘しつつも、なぜ対策として薬を溜め込まないよう14日に変更しようとしないのか
疑問3
●過量投与による自殺や自殺未遂を防ぐ
●自殺の可能性のある患者
上記●は薬害を意味し、下記は薬害とは関係なく患者の精神状態だけを表しています。
1番の解決策は、患者が副作用の大きい向精神薬を多量に所有することのないよう薬の量を減らし、処方量の日数を減らすことではないでしょうか
薬だけでなく精神保健福祉士とか臨床心理士などによる定期的なカウンセリングなどで患者の精神状態をタイムリーに把握するよう努めるとかそういったことが必要なのではないかと思います。
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