2010/06/26(土)21:31
東 誠三 ピアノ・リサイタル
神戸学院グリーンフェスティバル
東 誠三 ピアノ・リサイタル
プログラム前半は上野先生のご希望とかの
シューベルト ソナタ13番。
22才のときの作曲とかの若いときの作品だけれど
メロディーが綺麗しシューベルトらしい響きもしている。
初めて聴いたけれどとても魅力的な曲だ。
2番目はベートーベンのソナタ18番。
4楽章形式で2楽章にあるべき緩徐楽章がなくて
かわりにスケルツオが入っている。
第九には2楽章にスケルツオが入っているから
とりたててどうこう言うことはないのだが、
第九では3楽章にきちんと緩徐楽章が入っている。
その意味でも珍しく3楽章にはモーツアルトなんかが
用いたメヌエットが入っている。
ところがこのメヌエットはモーツアルトの
メヌエットのようではなくて3拍子が表に出ないで
ゆったりとしたメロディーが主になっている。
形式的には変わった曲だ。
後半は生誕200年のショパンもので
有名な曲ばかり。
別れの曲、黒鍵、革命、バラード1番、スケルツォ2番
そしてポロネーズの英雄と続く。
アンコールはショパンのワルツとシューベルトの即興曲。
後半も楽しいのは無論だが東さんのクリアーな
音色の前半がとても面白かったな。