アフリカ写真展示 in 中学校 パート2
12月13日の中学校展示、15日の小学校展示に引き続き、二か所目の中学校展示をしてきました。今回の展示は「体育館」で行ないました。今日は学校の区切りの日ですね。2学期制になったので、「終了式」とは言いません。「冬休み前の全体集会」です。午前中は普通の授業。午後から、校長先生の長期休み前のお話があり、そのあと写真展示です。画像、暗くてごめんなさい。写真を見る前に私から少しリベリアの説明をしました。話の内容は、、、@私が助産婦として二年間暮らしたこと。@14年間内戦があったこと。@子ども達が少年兵として働かされたこと。そして、@写真パネルは大切に見て欲しいこと。@高橋さんからのメッセージは、ぜひ読んで欲しいこと。などです。今回の話の中で特に注意したのは、ムスちゃんの写真のことです。この学校の先生は、「ムスちゃんの写真を展示しましょう」、と結論を出しました。そのため私は、全体への話の中で「この中には、爆弾のために腕が千切れてしまった女の子の写真があります」「見るのがつらい人は見なくてもいいのですが、片腕でも一生懸命生活している様子の写真はぜひ見てください」と説明しました。1年生、2年生は静かに聞いていましたが、後ろに並んでいる3年生はあまり集中できなかった様子。話の後、全校生徒、約360名がいっせいに写真を見ます。学生の様子も撮ったのですが、あまり良い画像ではないので皆さんにお見せできないのが残念です。ムスちゃんの写真の前には、特にたくさんの学生が集まります。じっと見つめる女子。ちょっと面白いものを見るような表情の学生。友達となにやら話している男子。みんな、どんな気持ちになったのでしょうね?さっと見て体育館を出て行く人もあれば、最後まで残って先生から「さあ、もう行きなさい」と促される人までさまざまでした。帰りの準備をしていると、学生が「ありがとうございました」と声を掛けてきました。「どの写真が一番印象に残っている?」と尋ねると、「腕が切れた子の写真」と答えました。「片腕になっても、字とか書いているのがすごいと思いました」という返事。このあと学生は教室へ戻り感想を書きます。短い時間の中でも彼らなりに感じたことを書いてくれることと思います。時間にして、わずか20分ほどです。写真展示のあとには「大掃除」が待ち構えていました。