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テーマ:「夜回り先生」のメッセージ(6)
カテゴリ:夜回り先生(水谷修)
『あおぞらの星 夜回り先生と考える』(日本評論社)の紹介を続けます。
・過去は変えられない 未来を大切にしよう 「きょうがきみの誕生日」 いいんだよ。不登校になっても、夜の世界に入っても、自分を傷つけても、今はいいんです。そこまでになるには、それまで生きてきた日々の中に、そこまで君らを追いこんだなにかの理由があります。それは、一日や一週間、一ヶ月ではとても取り去ることのできないものです。まずはすべてを、自分に対して「いいんだよ」と言ってあげて、受け入れるしかないのです。 過去や今は、変えることができません。でも、明日は作れるのです。今の自分をスタートとして、新しい明日を作っていけばいいのです。 今を悩んでいる子どもたち、過去や今に苦しんでいる子どもたち、今日を君の誕生日にしませんか? 新しい明日を作るために。今日から一日一日を、君たちの10年後、20年後のために生きてみませんか。肩の力を抜き、美しいものをたくさん見て、のんびり生きてみませんか。 君たちの人生は、誰のものでもありません。君たち自身のものです。 さまざまな過去やそれぞれの背景を背負いながら悩み苦しんでいる子どもたちに水谷は「過去は変えられない、未来を大切にしよう」と呼びかけます。しかし、この著書の「援交狩りのわな」では、出会い系サイトなどにアクセスしてくる女の子を暴力団が自らの売春組織に組み込んでいく実態、抜け出すことが困難なわなが仕掛けられていることを訴えます。 「昼の世界で希望に満ちた日々を過ごしてほしい」というのは水谷の切なる願いなのでしょう。それはまた、大部分の大人たちの願いでもあるのではないでしょうか。 「援交狩り」とその背景についてはこちらへどうぞ⇒“しょう”のページ ↑ ランキング(日本ブログ村)はこちらです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.03.30 00:37:49
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