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2008.01.04
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カテゴリ:特別支援教育
NHKスペシャル「ラストメッセージ」最終回この子らを世の光に」は、糸賀一雄、池田太郎、田村一二らを主人公としたドキュメントだった。「“障害者”も“健常者”もともに生きていける社会こそが豊かな社会だ」という信念のもと、強い意志を持って実践し続けた三人の生涯から何を学ぶべきだろうか。

 糸賀らの先進的な営みにも大きな刺激を受けながら、戦後の「障害児教育」は日本国憲法の「すべて国民はその能力に応じて等しく教育を受ける権利を有する」という条文の解釈変更を行いながら、「支援すべき対象」をひろげ「特別支援教育」へと発展してきた。


 現在、さまざまな施設・団体を拠点にしつつ、「支援教育」のネットワークを作っていくこと、必要な支援の条件を作っていくことが重要な課題となるが、その実現のために大切なことはなんであろうか。一番大切なものが「目の前の現実から出発して行動しよう!」という強い意志であることは、糸賀一雄らの生涯を見れば明らかであろう。

 一言でいえば糸賀の哲学は行動の哲学であった。無いものは皆と協力して創る=起業の精神をもとに、法制化に先立ってさまざまな取り組み〔近江学園(保護・教育・医療)、びわこ学園(重症児の発達保障)、地域づくり=中小企業家と読書会、信楽(池田太郎)、茗荷村(田村一二)など〕を展開した片山前鳥取県知事の「現場主義」や「鳥取県を北欧のような地域に」という言葉も思い起こされるが、人口最小県においても「現実から出発して課題を実現していく」意図を明確にし、行動・挑戦することで全国に発信しうるような取り組みが可能となる。

(そのような取り組みを通じて、「支援を必要とする諸個人」をとりまく「一般の人々」の意識がどのように変わっていくのか、ということも重要な問題となる。その際、糸賀らの先進的な取り組みで周囲の人々の意識が変わっていった事実は、貴重な教訓となろう。)

○ネットワーク形成(課題の実現)に関する歴史的条件
 
 ただ、現在においては糸賀の時代ではなかったような客観的な条件があることも確認しておきたい。今は、いかに保守的な政治家であっても「障碍者への支援」や「特別支援教育の条件整備」を進めていくことは「枯れ木に水をやるようなもので不要だ」といった発言を(公的に)するものは一人もいない。
 その背景には、近代に原則が確立された「人権思想」の発展・具体化がある。すなわち18世紀の時点では実質的に「成人(白人)の男性」にしか保障されていなかった「人権」が、多くの人々や国連などの活動を背景に、有色人種、先住民、女性、児童、障碍者へと拡大し、「実質的に保障されるべきものだ」という合意が形成されてきたこと、その意味では「支援の必要なものにより厚く」といった条件整備がしっかりと前進しうる歴史的な流れがある、ということが確認できるであろう。

 より恵まれた状況の中で、先人の「メッセージ」をどのように受け止め実践していくか、それがわれわれの課題であろう。

(教育問題や哲学・思想に関する特集も含めてHP“しょう”のページにまとめています)

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Last updated  2019.03.30 00:40:54
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