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2008.02.24
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「弁証法の永遠のふるさと」(竹内芳郎)であるといわれたり「意識の成長物語」(西研)であるといわれるヘーゲルの『精神現象学』について、昨日私は次のように述べました。

 「(ここで述べられていることは) 意識はものごとを認識したり、他者と争ったり相互に承認したり、といった様々な経験をつみ、それを反省すること(振り返ること)をくりかえし行いながら視野を広げ、成長していくということです。(・・・)」

 さて、弁証法というのはダイナミックな「運動・発展(成長)の理論」だといわれます。(弁証法の説明に良く使われる定式〔正→反→合〕は、むしろこのダイナミックな面を背景に押しやってしまうところがありますので、ここでは使いません。)

 この弁証法において強調しなければならないのは精神の「分裂や対立が運動・発展(成長)の原動力である」(弁証法とは「分裂や対立を原動力とする運動・発展・成長の理論である」)という点です。

 例えばU高校のS子の場合ですが、 彼女の意識体験は、1、「U高校の生徒であることをどうしても肯定できない自分(体験)」と2、「現実にU高校の中で“仲間”を再発見し、価値ある活動に取り組んだ自分(体験)」とに“分裂”しています。

 このS子はKさんから 「自分の高校生活はいったい何だったのか」という強烈な“問いかけ”を受けることによって自らの体験を反省し(振り返り)「過去の劣等意識を乗り越え、誇りの持てる価値ある体験をした自分」を意識化していくことになります。

 反省(振りかえり)のきっかけとなったのは「U高校を最終学歴から消したい」というS子とKさんと対立(Kさんが行った「対決」)でした。この点で「対立(対決)」がS子の成長にとって重要な役割を果たしているといえます。

 さて、それぞれが自分自身の人生(体験)を振り返ったとき、 「情けないと思う自分」と「こうありたいと思う自分」との葛藤を体験したり、「他者と激しく口論したような体験」が自己成長にとって大切な意義を持っている場合は数多くあるでしょう。

 このような意味において、意識(精神)の運動・発展(成長)は「因果律」のモデルでは説明できず、意識の弁証法として理解するべきだ、とヘーゲルは主張するのです。

 しかしながら、自分自身の中にある矛盾や他者との対立が成長(発展)につながらず、堂々巡りの悪循環を生み出すことは往々にしてあります。それを、どのように考えるべきなのでしょう。そこから抜け出す道についてヘーゲルはどのように考えたのでしょうか。

 このテーマは、「自己実現」においても「教育」においても重要なテーマであると思われます。

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Last updated  2019.03.23 19:51:57
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