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2009.01.09
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 前回(ようこそ低炭素社会へ 第2回)は、電気自動車の生産・普及がかなり現実味を帯びていることを紹介しました。それに対して「疑り隊」からは次のような疑問が出されます。
Q 電気自動車を普及させるといっても一番おおもとの電気を作るときにCO2を排出するのではないか?
Q「(電気を)100%自然エネルギーに出来るって本当?」
 
 これに応えてくれるのが、ミスター自然エネルギー 飯田哲也氏(環境エネルギー政策研究所所長)なのです。彼はなんと「飯田電気」のハッピを着て「ゴア店長」の主張「アメリカの電力を10年で100%自然エネルギーにしよう。人類を10年で月に送ったアメリカなら出来るはずだ」を紹介します。 

 消費電力100%を自然エネルギーに換えるといったことが、例えば日本でもできるのでしょうか?
 「飯田社長」によれば「できます、ちゃんと計算しました」とのこと。
※2050年に日本で必要な電力量 8400億kwh それを全て自然エネルギーにできる!

1、風力発電
  
洋上風力発電 銚子沖に10,000以上の風力発電
 ⇒全国各地に建設して消費電力の25%をまかなう

2、太陽光発電
 日本の家屋4000万件のうち日当たりのいい家3000万件には太陽光発電を設置する。
 ドイツではソーラーパネルをつけた家庭から高い値段で電力会社は電気を買わなければならないという制度になっている⇒家庭は10年で元が取れてあとはまるもうけ。

 このドイツの仕組みを取り入れれば、どんどん設置できる。制度導入後、ドイツは日本を抜いて世界一の設置国になった。(2007年現在で日本の2倍)
 この太陽光発電を住宅、ビル、空き地にどんどん設置していくと、さらに25%が自然エネルギーに変わる。

3、バイオマス発電
 稲わら、木屑、牛の糞などから出てくるメタンガスなど

4、水力発電
 用水路・浄水場 小規模でも設置できるところにはどんどん設置
⇒バイオマス発電、水力発電 合わせて約30%がまかなえる

5、潮力発電等
・津軽海峡などは潮の流れが速い⇒これを活用して発電(イギリスではまもなく実用化)
・波力発電も有効、
・地熱発電・・・日本は火山列島で地熱は豊富である

結論 すべての電力を100%自然エネルギーでまかなうことは可能です!

Q 今までなぜやっていなかったのか?
Q コストがかかりすぎる等、問題がありすぎるのでは?
A 自然エネルギーはいったん建てると稼動させるための燃料がいらない、無限にある、
 日本国内で自給できる等、問題点以上に多くのメリットがある


 日本の化石燃料輸入額は? 1999年 6兆円 ⇒ 2007年 20兆円
 省エネルギーによって化石燃料にかかる費用を節約して自然エネルギーに投資する
 それが低炭素社会への道

Q 日本の電力の現状は?
A 風力・ソーラー3%、水力7%、石炭火力27%、
 天然ガスなど25%、石油15%、原子力23%
 まず大切なのは省エネルギー

Q 風力等自然エネルギーは不安定なのでは?
A 日本全国へ広がって数多く建設されていると、風力・太陽光等多くの自然エネルギーがストップすることはない⇒全体としては電力をまかなえる

※しかも、自然エネルギー100%をすでに達成している場所がある!

〔コメント〕
 
 電力消費量の100%を自然エネルギーにする構想は大変具体的でわかりやすいのですが、どうすればそれが実現するのか、そして、日本においてどんな要素が「促進」を妨げているのか、気になるところです。

 「ドイツではソーラーパネルをつけた家庭から高い値段で電力会社が電気を買わなければならない制度がある⇒家庭は10年で元が取れてあとはまるもうけ」だとのこと。この制度も「自然エネルギーを促進」するための重要なポイントであるように思いますが、日本ではどうなっているのでしょうか。

 そして、「自然エネルギー100%をすでに達成している場所(自治体)」はいかにしてそれを実現していったのでしょうか。そこには無理はなかったのでしょうか。

 実は、無理がないどころか、「ビジネス」を通じて過疎に苦しんでいたその自治体は「おおいに活性化」したとのこと。内容については次に紹介します。

(4に続く)

 環境問題に関連する記事 (「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」について考える、「『不都合な真実』に9つの科学的誤りの誤り」等) を次のページにまとめておりますので、よろしければおいでください。
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Last updated  2009.09.23 13:40:00
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