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カテゴリ:グリーンニューディール(低炭素社会)
「自然エネルギー100%をすでに達成している場所がある!」ということですが、それは一体どこでしょうか。要約・紹介を続けます。
※デンマークの ロラン島 風車500基 約7万人が島で暮らしている 必要な電力の150%を風車でまかなっている。 風車の多くは個人が所有している 例)銀行からの融資6000万円で風車を作った個人 電気を電力会社に売ることで 年間800万円の収入が得られる⇒8年で全額返済 (過去の歴史)・ロラン島はかつて造船で栄える この造船所 不況で倒産⇒失業率20% ・ロラン島の自治体は造船所跡に世界最大手の風力発電の企業を誘致 (結果) もと造船所の労働者が風力発電の企業に勤める 企業は自治体にも支援されて優秀な労働力を確保 地域の雇用も増大 若者が出て行かない 地域の自立につながる デンマークは2030年までに、電力の50%を風力発電でまかなう計画 Q 日本でもやったら儲かるのか? ※デンマーク、ドイツにおける電気の買いとり制度と日本の違い 根本的な問題は、ドイツやデンマークでは設置枠に制限がないのに対して、日本は風力発電設置の枠が決まっていてくじ引きで設置している、ということだ。 〔コメントと番組紹介の続き〕 上記のような「事実」をしっかり踏まえていけば、何をしていけばいいのか明確になるでしょう。現実をより望ましい状況に変えていくために大切なことは、各地の先進的な取り組みに学びつつ、上記のような「制度や仕組み」を変えていくことではないでしょうか。 番組の最後の方でレスター・ブラウン氏は次のように語ります。 世界には私たちが使いきれないほどの膨大な自然エネルギーがある。それを、いかに早く私たちが使える状態にしていくかが大切だ。 金融危機の状況下、自然エネルギー関連施設の建設は石油や原子力と比べてもはるかに多くの雇用を生み出せる。オバマ次期大統領も自然エネルギーによるグリーン雇用を強力に後押ししている。 「温暖化を防がなければならない」という要請と「世界の雇用を増やさなければならない」という要請が今一致したのだ。これは千載一遇のチャンスである。今ある技術でシステムを変えさえすれば「自然エネルギーの普及」も含めて現実を変えていくことができる。 そしてまた「これまで歴史の中で、石油をめぐって様々な戦争や紛争が起こってきたが、太陽をめぐって戦争は起こらない」(飯田哲也氏)という視点・意見も出されました。 最後に、江守正多氏の言葉で「紹介記事」を締めくくりたいと思います。 「2050年に自分は生きていないかもしれないが、自分の子どもたちがその時に“地球の温暖化”についてどんな希望、又は絶望を持っているだろうか、ということを最近よく考える。その時に子どもに『お父さんがあの時にがんばってくれたおかげで世界が温暖化と向き合える新しい社会に進んでいる』と言ってもらえるように今の大人たちが正しい選択をして行動していかなければ、と繰り返し考えている。」 (おわり) 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに (yahoo geocitiesの終了に伴ってHPのアドレスを変更しています。) 日本ブログ村と人気ブログランキングに参加しています ↑ よろしければクリックして投票・応援いただけますか (一日でワンクリックが有効です) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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100%自然エネルギーでまかなうというのは絶対に不可能ではないのですね。
この計算では耐用年数が計算されていないように思いますが、 それでもかなりのエネルギーがまかなえそうですね。 http://cyberbaba.blog57.fc2.com/ (2009.01.29 01:51:11)
CyberBabaさん
コメントありがとうございます。 >100%自然エネルギーでまかなうというのは絶対に不可能ではないのですね。 そのことがよく理解できるように番組は構成されていました。説得力のある内容だったと思います。 >この計算では耐用年数が計算されていないように思いますが、 >それでもかなりのエネルギーがまかなえそうですね。 現状の技術であっても「システム」を変えることで自然エネルギーの普及を大きく促進できそうです。 (2009.01.29 23:25:22) |