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2009.02.26
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 私のブログ記事「驚きのフィンランド教育 2 -格差をなくせば学力は伸びる-」
に関連してPsycheさんから「競争についてどう考えるのか」という趣旨のご質問がありました。

 例えば次のような質問です。
>つまりしょうさんは、競争(切磋琢磨)を軽視しておらず
また否定的に捉えられている立場ではないと考えてよろしいのでしょうか?
 
 まず、個人的な体験から述べてみたいと思います。
 かつて私は長距離ランナーでした。高校時代から約10年間競技を続け、駅伝などにも出場しました。トップランナーにはなれませんでしたがが、中四国の学生の大会で決勝に残ったり、県大会で入賞した時のうれしさは今でもよく覚えています。

 競技生活は私にとってかけがえのないものでしたが競争(競争心)を抜きにしては、あのような貴重で中身の濃い体験はできなかったと考えます。競争しつつより高い可能性を目指していく、ということは自分自身のエネルギーを引き出すことになったと確信しています。

 また、(教育現場において)組織的に研究授業を行いながら他者の優れた授業に刺激を受けたり民間教育研究団体で素晴らしい実践に刺激を受けながら、同僚や他の優れた実践家と切磋琢磨していくことも大切であると実感しています。
 
 このように、個人の体験を(社会や歴史とのつながりを視野の外において)振り返った時、競争や切磋琢磨が自分の刺激になってきたことは疑いありません。


 しかしながら、この間、現代社会において展開されてきた「市場原理主義を背景とするグローバル競争」について、どのように考えるべきでしょうか。際限のない「市場の競争」を背景に「非正規雇用率の増大」、「働く貧困層(ワーキングプア)の増大」、「セーフティーネットの崩壊」など、多くのひずみを生み出してきたと考えています。

(そして、私がブログ記事で問題にしたイギリスの教育改革 - とりわけサッチャー教育改革 - が、「市場原理主義」(⇒教育の市場化)と「グローバル競争の促進」といった思想を根本に持っていたことを忘れてはならないと思います。)

 『週刊東洋経済』(2008年 1月12日号)が「北欧」の特集をしたのも、際限のない「市場の競争」を一定抑制しつつ「一人ひとりが尊重される社会」を構想・実現していく一つのモデルと考えたからでしょう。

(「競争」を背景に生じるさまざまな「現実」を検証するための大切な軸は「一人ひとりが尊重される方向に向かっているかどうか」であると私は考えています。)

 さて、話が大きくなりましたが、私たちの身近にある競争も上述した「グローバル競争」を背景に「健全な競争からズレてしまっている面」つまり「不安感をあおりつつ追い立てるものになっている面」はないでしょうか。

 「もっと働け、さもなければ切られるぞ」、「もっと勉強しろ、さもなければ(社会からも)落ちこぼれるぞ」・・・。私は「競争しても学力行き止まり」の中で、「イギリス教育改革」を背景に心身に不調をきたした子どもたちの実態を取り上げましたが、ある意味で彼らは「現実の不健全さ」を敏感に受け止める感性を持った個人だといえないでしょうか。

 NHKスペシャル「ワーキングプア」が放映された時、多くの人たちから共感が寄せられましたが、「結局は自己責任で負け犬になったのだ」といった主張もネット上で見られました。おそらく自らを「勝者」と規定しつつ述べられた意見でしょうがその人たちは現代の「競争」を無批判に「身体化」している面はないでしょうか。
 
 「競争に振り回されてはいないか」、「それを目的化してはいないか」、「それぞれの活動(例えば教育実践)の目的を見失いかけてはいないか」、といった問いかけをしつつ自己点検し「競争社会の功罪」を意識することは現代社会においては極めて重要だと考えるものです。

(教育問題や哲学・思想に関する特集も含めてHP“しょう”のページにまとめています)

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Last updated  2009.03.25 06:24:59
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