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カテゴリ:しのびよる貧困 子どもを救えるか
去る10月4日、NHKスペシャル『セーフティーネット・クライシス しのびよる貧困 子どもを救えるか』が放映されました。 VTRを交えながら1時間半の生放送で行う討論番組でしたが、極めて重要な問題提起を含んでいたと思います。(ネット上でも何人もの方が反応しておられます。退職校長の toshiさんなど) このたびは、コメントをなるべく少なめに、番組の内容を要約・再現してみます。 〔番組内容 1〕 NHK全国小中学校アンケート(無作為抽出により3230校)
〔事例:金沢さん(仮名)の家庭〕 労働者の平均賃金と教育費を中心とする支出 湯浅誠 〔コメント〕 HNKスペシャル『ワーキングプア』の時から一貫していると思いますが、「事実を通してこれらの番組が実現しようとしていること」は貧困を生み出す現代日本社会の構造を浮き彫りにし、(貧困を「社会的排除」という観点でとらえ)、その解決への道を社会全体の課題として具体的に明らかにしていこう、ということだと考えます。 私自身は、このような報道姿勢を全面的に支持するものです。引き続き次回も、番組の内容をなるべく忠実に再現してみます。 (続き) 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。
私も最低賃金の引き上げ、労働条件の向上などに大賛成です。 使用者側がそれに反対して、労働者を低賃金で、ずっとこき使おうをしている様子であり、 困ったものだと思っています。政府が労働者の味方をしてくれることを望んでいます。 私も賃金低くて・・。教員なみの給料があれば、安心して生活できるのに。 (2009.10.12 15:42:05)
文月さん
>私も最低賃金の引き上げ、労働条件の向上などに大賛成です。 最後の湯浅氏の発言内容ですね。 >使用者側がそれに反対して、労働者を低賃金で、ずっとこき使おうをしている様子であり、 >困ったものだと思っています。 例えば、自動車業界も中小企業は深刻な状況に陥っています。 http://plaza.rakuten.co.jp/shchan3/diary/200901250000/ 何年間もの好景気で高い収益をあげたはずの自動車業界も中小企業は「内部留保」がほとんどないのです。 最低賃金の引き上げと同時に、大企業が労働者や下請企業に大きな負担を負わせつつ利益を「空前の内部留保」として蓄え続けた構造そのものを変えていく必要があるのだと思います。 (2009.10.12 21:31:41)
この問題は本当に心が痛みますね。
実は今日、次回のプロジェクトの関連で、ちょうど地元の貧困人口の内訳を見ていた所でした。政府が線引きをする『貧困』のレベルを300%超えた貧困世帯で生活する子どもの数が増えています。どこからどこまでが社会責任で、どこからどこまでが親の責任なのか、外からは判断する事が出来ませんが、どちらの責任にせよ、子どもの権利を奪われた子供たちが増えているという事は、本当に心が痛いです。発言力のないこの子どもたちのために、もっとメディアが、自治体が、国が、人々が動いて欲しいものです。 (2009.10.15 12:08:15)
今日9729さん
>東京は、主要駅に貧困村ができているようだということです。 湯浅氏のメールに「今年は年越し派遣村をつくらなくてもいいことを祈ります」という内容がありましたが、残念ながら去年よりもっと厳しい状況があるようです。 長期的・短期的な対応が同時に求められますね。 (2009.10.15 18:20:10)
green scarf girlさん
>この問題は本当に心が痛みますね。(…) >発言力のないこの子どもたちのために、もっとメディアが、自治体が、国が、人々が動いて欲しいものです。 アメリカの場合、実態調査は行われているものの、なかなか有効な対応が取れていないようですね。いずれにしても、緊急の重要課題として、社会的な合意を形成しつつ適切な対応をしていくことが急務だと思います。 (2009.10.15 18:23:54)
今日9729さん
>このような問題を、民主党になって、少し取組が始まってようで、少しの光が見えてきましたね。 確かに貧困率の調査を行うだけでも前政権から言えば進歩です。取り組みの方法については「北欧が選んだ道」も含めて本気で論議していく必要があると思います。 (2009.10.17 12:42:34)
子どもを病院へ連れて行けない状況、ましてや親自身が病院へ行けない状況というのはありました。
今、自分が体を壊して勤めを辞めねばならなくなり、フリーで仕事をしているから時間的には子どもは連れて行けます。その代わり経済的には…です。 (2009.10.19 10:17:45)
モニママさん
>子どもを病院へ連れて行けない状況、ましてや親自身が病院へ行けない状況というのはありました。 当然保障されているはずの年休が取れない状況も含めて、働く者の人権が保障されていないことに大きな問題がありますね。 子どもを病院に連れて行くことさえもできない職場の状況は「とんでもない」という認識を共有していく必要があると思います。 この番組でもフィンランドの事例が紹介されていましたが、北欧から学ぶべきは「国民・労働者を大切にしていく」という基本的な発想だと思います。 (2009.10.19 18:32:49) |